記事

パナソニックとJDA、〝サプライチェーン革命〟に挑む

やや旧聞に値しますが、パナソニックは4月1日、サプライチェーンのソリューションを提供する米JDAソフトウェアと、10月を目標に合弁会社を設立すると発表しました。1月に協業を発表していましたが、合弁会社設立に踏み込みます。

※JDAソフトウェアCEOのギリッシュ・リッシ氏(左)と、パナソニックCNS社社長の樋口泰行氏(右)

JDAソフトウェアは、サプライチェーンの専門家集団で、AI(人工知能)搭載型のSCM(サプライチェーンマネジメント)プラットフォームが強みです。メルセデス・ベンツ、ミシュラン、P&G、LG電子をはじめ、グローバルに約4000社の顧客を抱えます。

一方、パナソニックのB2Bビジネスを手掛ける社内カンパニー、コネクティッドソリューションズ社は、センシング技術やIoTなどを活用した、小売りや流通、製造業などの「現場」の効率化に注力しています。パナソニックの強みは、カメラやセンサー類など優れたデバイスを多く持つことです。ソフトウェアだけでなく、優れたハードウェアをがあることで、現場に密着したソリューションを提供できます。

「現場の人手不足は待ったなし、Eコマースの爆発といった形で、ニーズは増えていく。その一方で、画像認識とディープラーニングで〝目〟と〝頭〟ができた。今まで出来なかった作業を自動化できるテクノロジーを、パナソニックはたくさん有しています」

と、コネクティッドソリューションズ社社長の樋口泰行さんはいいます。

JDAのSCMプラットフォームに、パナソニックの強みを掛け合わせることで、「協業による統合的ソリューション」が可能になると、パナソニックは見ています。

具体的には、例えば倉庫内の業務において、スキャニングやプロジェクションマッピング技術を活用し、ベルトコンベア上の荷物の仕分け業務を効率化できる。また、パナソニックのセンサーなどで得たデータを、JDAの技術によって活用することによって、倉庫にとどまらず、生産現場から店頭まで、一元的に、サプライチェーン全体の効率化を図る構想です。

サプライチェーンの効率化は、製造業、流通・小売業、運輸業、サービス業など、多くの産業の課題であり、〝サプライチェーン革命〟が求められています。

パナソニックとJDAは、今後の事業について、日本市場から始め、欧米市場への展開も見据えています。合弁会社設立は、大きな布石となるでしょうか。

あわせて読みたい

「パナソニック」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    漫画村を追い詰めた天才ハッカー

    文春オンライン

  2. 2

    お家芸? 品格ない野党会談に呆れ

    文春オンライン

  3. 3

    ドコモ以外も 隠語で客をカモに

    NEWSポストセブン

  4. 4

    悪意感じたオリラジ中田批判記事

    たかまつなな

  5. 5

    石破氏 安倍政権は責任感足りぬ

    NEXT MEDIA "Japan In-depth"

  6. 6

    「安倍は嘘つき」桜の会で浸透か

    メディアゴン

  7. 7

    タモリが絶賛するオザケンの歌詞

    メディアゴン

  8. 8

    「林業=成長産業」は机上の空論

    BLOGOS編集部

  9. 9

    働き方変わらず 会議が奪う時間

    武田雄治

  10. 10

    志位氏の長期独裁に触れぬ朝日

    木走正水(きばしりまさみず)

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。