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【全文】「私は無実だ」ゴーン氏の肉声を弁護団が公開

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日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン容疑者(65)が会社法違反(特別背任)の容疑で逮捕された事件をめぐり、弁護団が9日、東京都の日本外国特派員協会で会見を開き、ゴーン氏の見解や主張を収録した映像を公開した。肉声は以下の通り。

全ての嫌疑について、私は無実

もし、皆さんがこの動画を通じて私の話をお聞きいただいているとすれば、それは、私が4月11日に予定していた記者会見を開くことができなかったということになります。

この場で、4月11日にお伝えしたかった私のメッセージのエッセンスを皆さんにお伝えするとともに、皆さんが抱えている多くの質問にお答えしたいと思います。

最初のメッセージは、私は無実だということです。これは何も新しいことではありません。1月に法廷で述べたことを再びお伝えしています。私にかけられている全ての嫌疑について、私は無実です。

そして、それらの嫌疑に基づいて私に対してなされている非難についてもまた事実無根です。それらの非難は全て、私を強欲な人物、あるいは独裁的な人物として塗り固めるためになされたものです。それらは、文脈から切り離されたり、偏見に基づいて歪められたものです。

日本を愛し、日産を愛している

私にかけられている嫌疑についてもお話します。

金融商品取引法、新生銀行との契約、ジュファリ氏に支払った報酬について、私の立場は変わっていません。108日間もの期間を拘置所で過ごしたにも関わらず、私は常に無実であるという一貫した立場です。

私が皆さんにお伝えしたい2つ目のメッセージは、私は日本を愛し、日産を愛しているということです。

もし愛情や愛着、心からの繋がりがなければ、20年間をその国で過ごしたり、20年間をその会社のリーダーとして務めることなど誰もしないでしょう。

そして、この20年という年月に、非常に多くを成し遂げ、非常に多くの結果を残してきました。私が1999年に日本に来たのは、打算によるものではありません。

私が1999年に日本に来たのは、この国に魅了され、日産を再生させるという挑戦に心を躍らせたからです。そして、私が初めて日本にきたときから、全てのキャリアを日産のリバイバルプランに捧げてきたことを皆さんよくご存知だと思います。

日産で働く数十万人の勤勉な方々、とりわけ日本の方々のおかげで、私たちは大変な成功を収めることができました。日本に対する私の愛情、日産に対する私の愛情というものは、私がいま経験している厳しい試練を経た後であっても、少しも変わることはありません。

このことは皆さんに是非知っていただきたいし、信じていただきたい。

日産の仲間たちとともに、日産のために多くのことを行ってきました。それは私の誇りです。

日産の仲間たちとともに、日本経済、そして日本企業の経営のあり方にも貢献してきました。これら全てのことは、この数ヶ月を経験した後であっても依然として、私にとって何ものにも代えがたい記憶であり、大切な財産です。

先々、皆さんにもきっとお分かりいただけるときが来ると思います。

今起きていることは「陰謀」だ

私がお伝えしたい3点目は、いま起きていることが「陰謀」だということです。

これは単に事件ということではありません。言われているような「強欲」「独裁」などという話でもありません。これは、「陰謀」「謀略」「中傷」ということです。

なぜか。なぜ、このようなことが起きたのか。

それは、何よりもまず、「恐れ」があったということです。アライアンスの次のステップ、統合、すなわち合併に向けて進むということが、ある人たちには確かな脅威を与え、それがゆくゆくは日産の独立性を脅かすかもしれないと恐れたのです。

ところが、日産の独立性は、このアライアンスが誕生してから19年間、一度たりとて脅かされたことなどありません。

私はこれまで日産の独立性を最も強力に守ってきました。将来「次のステップ」がどのような形に展開しても、日産の独立性は保ち続けるということを明確にしてきました。

当然、こうした独立性というものは、業績に支えられたものでなければなりません。独立性を得ること自体が目的となることはありえません。それが目的化してしまったために生じた恐れです。

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