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なぜ「楽天の株は騰がった」のか?

■騰がり始めた楽天株

 昨年、あまりにも下がり続ける楽天株を見るに見かねて、『なぜ「楽天の株は騰がらない」のか?』という記事を1株主の視点から書いてみた。

 当時は同じような感想(不満)を抱いていた楽天株主が大勢いたのか、「楽天 株 騰がらない」とググって当ブログ記事(BLOGOSの転載記事)を読まれた人が大勢いたようで、楽天株が大きく下がる日に限って、閲覧数も増えるという有り様だった。

 しかし、4年間も下がり続けた楽天株が、ようやく反転したと言える株価(底値から1.5倍になった)に戻ってきたようで、最近は、その記事にアクセスする人はほとんどいなくなった。

 当時は、楽天全体の経営状態は良かったものの、スマホ参入を大きなリスクと受け取る向きが大勢を占め、楽天株は必要以上に売られた。
 しかし、高業績の上場企業の株が高値から半値八掛け二割引まで売り込まれると大抵は反転するものなので、700円台が底値になるという予想(と言うより定説)をブログ記事に書いた。

 その後、楽天の株価は昨年の6月20日に最安値700円まで下げた後、徐々に値を戻し、今年の1月4日に710円の二番底を付けて、現在は1000円の大台を超えている。

■それでも「増配」は行うべき

 この値動きは、私が予想した通り「株式市場の定説通りに動いた」と言いたいところだが、実は、ある人物の売買が影響していたことが後で判った。

 その人物とは、少し前に当ブログでも書評で紹介した「一人の力で日経平均を動かせる男」こと、個人投資家のcis氏のことだが、彼が昨年、700円台で楽天株を大量買いしたことによって、楽天株は一時、急騰した。その後、再度、底値を試す値動きに転じたが、現在は、既に売り抜けたcis氏の売買に関係無く、1000円を超えてきているので、本当に底打ちした可能性が高い。
【関連記事】『一人の力で日経平均を動かせる男』のシンプルな成功法則

 図らずも、大口投資家が底値付近で大量に買い注文を入れると、そこが1番底になるということをリアルに見せ付けられた格好だ。「一人の力で日経平均を動かせる男」ならぬ、「一人の力で楽天株を動かせる男」と言ったところだろうか。

 最近は、海外の配車サービス大手「リフト」のIPOで「筆頭株主の楽天に巨額の資金が入ってくる」とか、「次世代通信規格5Gをリードするのは楽天」とか、昨年に比べると、前向きな話題が出始めているようなので、ひょっとするとひょっとするかもしれない。しかし、昨年の記事にも書いた通り、「増配」は行うべきだと思う。

 なお、本記事は買い煽りではありません。株式売買に絶対というものは有り得ませんので、株式投資は自己責任でお願いします。

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