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首相官邸前に「辺野古新基地NO」2500人 元山仁士郎さんも訴え(薄井崇友)

首相官邸前で訴える元山仁士郎さん。(撮影/薄井崇友)

「土砂投入を許さない!ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める3・16県民大会」(オール沖縄会議主催)が、3月16日14時から沖縄県那覇市おもろまちの那覇新都心公園で開かれ、1万人が参加した。

東京・永田町の首相官邸前でもこの沖縄県民大会に呼応する形で「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会が主催した「3・16首相官邸前アクション」に、沖縄に心を寄せる人たち2500人が集結。歩道に3~4重に列を作り「沖縄の声を聴け!」「辺野古の海を守れ!」と書いた幟やプラカードなどを掲げながら、今こそ日本の民意を示そうと呼びかけた(参加者数は共に主催者発表)。

官邸前での集会は沖縄と同じ14時に開始。コールに続いて市民団体の代表者らが、沖縄県民投票を黙殺する安倍晋三首相へ抗議のスピーチをした。「『辺野古』県民投票の会」代表の元山仁士郎さんは、県民投票の結果を報告し「7割が反対した沖縄の民意は重い」と話しはじめた。

「県民投票は日本の民主政治に新たな一歩を刻んだ。基地問題から民主主義、地方自治、自己決定権、自由、差別の問題が浮き彫りになった。県民投票が終わっても工事が進められるのは、とても悲しく悔しい。これは沖縄だけの問題ではなく、日本の問題、あなた自身につながる問題だ。多くの人を集め一緒に行動し沖縄の思いを形にしていきましょう」

元山さんはそう訴えた。そして、普天間飛行場の代替施設の必要性や移設先について、国民的議論を呼び掛ける意見書提出を求める陳情を、全国1700余の都道府県及び市町村区議会へ提出する運動を説明し「まだまだできることはある」と締め括った。

東京の小平市議会で2月25日に同様の意見書の採択を勝ちとった「辺野古問題を考える小平市民の会」の武田恵さんも登壇し、陳情や請願の意義と成果を報告した。

【「黙っていたら差別と同じだ!」】

沖縄で謝花喜一郎副知事による玉城デニー知事のあいさつ文の代読がはじまると、首相官邸前でも中継された。

「岩屋毅防衛大臣は、沖縄には沖縄の、政府には政府の民主主義があると言った。これはどういうことだ。沖縄は日本ではないのか」 この音声に首相官邸前では「酷すぎる」と怒号が上がり、「県民投票を2回やっているのは沖縄だけだ。我々は堂々とこの結果を政府に、全国民に訴えていきましょう」の声に大きな拍手が沸いた。

「東京からも私たちの問題として受け取り、引き続き闘う意思を示していこう」と主催者が呼びかけ、「ジュゴンを守れ、サンゴを守れ」「黙っていたら差別と同じ、勇気をもって声あげよう」とコールを響かせた。終了後、春から東京の大学での学業に戻る元山さんに、東京で自身が話した陳情に取り組むのかと聞くと「はい。それは確かにありますね」と話した。

(薄井崇友・フォトジャーナリスト、2019年3月22日号)

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