- 2019年04月03日 10:26
外務省のトーンダウンに見る日本社会の陰湿さ 「苦言」と表現する毎日新聞の元号への姿勢が異様
新元号が公表されると同時に外務省が原則西暦に統一するという方針を検討したと報じられたのが先日、しかし、今日にはトーンダウンの報道です。
「外務省“原則西暦”からトーンダウン 与党から反発、国内文書は元号使用も」(毎日新聞2019年4月2日)
「菅義偉官房長官は2日午前の記者会見で「外務省が(西暦表記一本化の)方針を固めた事実は聞いていない」と指摘。自民党の萩生田光一幹事長代行も「(西暦を元号に直すのは)難しい作業ではない。国内の行政文書は元号も大切にする役所であっていただきたい」と苦言を呈していた。」
極右の面々による言い掛かりですが、毎日新聞の表現は「苦言」ですか。何ですか、これは。
外務省みたいな役所が西暦で統一なんていうのは極めて合理的ではないですか。元号の好き嫌いではなく、ミスをなくすためなど西暦での統一にまで難癖をつけ、それが毎日新聞にかかると「苦言」とはね。産経や読売ならともかく毎日までもがでは大本営発表の一翼に成り下がりました。
本当に元号なんか使い勝手がいいんですか。
元号と西暦があるために混乱することだって、よくある話です。
高校生のときだったか、国の統計資料でも将来予測で「昭和100年」なんていうのも、滑稽だと思いました。昭和天皇が123歳であることを想定しているんですから。まさに神武天皇並ですよ。
裁判所の和解調書なんてすごいです。もう「平成」が終わることが明らかなのに、分割弁済での和解でも「平成5●年」とか記載されましたから。5●年であれば天皇は100歳をはるかに超えます。「平成9●年」と記載されたものだと何と150歳以上です。神武天皇を超える! 実際に見てこれが役所なんだなと実感もしました。 (先般、西暦も併記してくれたのは素晴らしい、というか当然かもね。)

最初から西暦で書いてくれれば、いつまで払うとかわかりやすいわけです。間違えも少なくなります。定期券の終期を西暦で表記するのも利便性から言ったら当たり前のことなんです。
取り扱い事件でもよく見る各銀行の通帳や履歴でも単に「190405」と書かれると「平成19年」なのか「2019年」なのかも判別できないことが時々、あります。銀行によっては既に西暦表示も浸透しているわけで、どうみても合理的なのは西暦です。連続性がはっきりと示されますから。
東京オリンピックは「2020年東京オリンピック」という表現が一般的ですけれど、元号信奉者は、「令和2年東京オリンピック」というのだろうか。それとも、それ以上にマスコミがこの「令和2年東京オリンピック」に誘導するんだろうか。
使いたくないという人にまで強要、強制しようというのが元号です。未だに戦前と同じようなことをしているんだから、進歩ゼロとかマイナス。不便だろうと、ミスが起ころうとも強要して喜んでいるとはね。
恐れ多くも元号の計算を間違えるなんて精神がたるんでるからだ! 愛国心が足らんからだ!、ってなるのかな。愛国心というよりは忠義の心だったりして。
もっとも何をどう強制しようとも元号は廃れますけどね。 「元号は強制することに意義あり、こんなもので日本人の一体感などというのは統制と同じ国粋主義 元号よ、さようなら」
いずれにしても今回の改元騒動では、安倍内閣による政治利用は露骨でした。これはまた改めて論じます。
参照 「新元号について」(ブロゴス)



