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北朝鮮ミサイルへの政府の対応―改善すべき点は改善する

金曜日(13日)に、北朝鮮の弾道ミサイル実験が行われ、失敗に終わりました。

まず、日本国民に被害がなかったことは、大変よかったと思います。その上で、この間の政府の対応について、いろいろご意見が出ています。

基本的には、予算委員会の集中審議が水曜日(18日)に行われる予定ですので、その議論を待ちたいと思います。そしてその際、政府からしっかり説明をしますので、いま私があまりいろいろなことを申し上げないほうがいいと考えています。ただ、2点だけ申し上げておきたいと思います。

1つは、そもそも前回(2009年)、弾道ミサイルが発射されていないにもかかわらず、発射されたという間違った情報提供をしたということがあっただけに、今回は間違いのないようにしようということで、二重のチェックをするということになっていました。

つまり、米軍の早期警戒衛星の情報(SEW)だけではなく、加えて自衛隊自身がレーダーで確認するということになっていました。

今回不幸だったのは、北朝鮮のミサイルの高度が十分に至らない状態で爆発が起きてしまったために、日本のレーダーには把握されなかったという問題があります。

ご存じのように、地球は丸いということで、それが把握できるだけの高度に至らなかったため、1つの警戒衛星の情報だけで判断するということがためらわれた。そのことが、遅れた1つの理由になっているということです。

もう1つは、「何らかの飛翔体」が発射されたことは、すぐに警戒衛星の情報で分かったわけですが、それは何であるかということは、確認するのに時間が必要だったということです。

これは、日本だけが問題だったのではなく、アメリカも弾道ミサイルが発射され、失敗したということを確認するのには時間がかかっています。

前回、日本の上空を弾道ミサイルが通過した際、この時も最終的には失敗したわけですが、短距離ミサイルも同じタイミングで撃たれているわけです。したがって、今回、何らかの飛翔体が発射されたことは認識されたものの、それが果たして弾道ミサイルだったのか、それとも短距離ミサイルだったのかという確認は、すぐには出来なかったということです。

そして、もし短距離ミサイルであった場合には、弾道ミサイルはまだ発射台に残っているということになるわけです。したがって、いつそれが発射されるかわからないという緊迫した状況は、まだ続いていたわけです。

そういう状況にあったということも、今回情報伝達が遅れたことの背景にあったということです。

この問題、もちろん様々、100点満点ではありませんから、より良く改善すべき点があることは間違いありません。そういったことについて、予算委員会の集中審議で政府としてもきちんと説明をし、そして必要な改善は行っていくということは当然だと思っています。

いずれにしても、何事もなく終わった、日本に被害がなかった、あるいは各国に被害がなかったということは、非常に良かったと思っています。

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