- 2012年04月17日 08:00
「どうして自分なの?」を恋人に尋ねる前に
「君のことが好きだよ」 「どうして私なの?」
「可愛いからさ」 「可愛い子ならいっぱいいるじゃない?」
といった会話が示す男女の関係に至るまで、 社会における入れ替え可能性は広がっている。 過剰に流動的な社会において、私たちは必然的に、 入れ替え可能ではない「自分」を探すように 駆り立てられているのかもしれない。
これは、このブログでも何度も登場している 名著「リーダーシップの旅」に出てくる一節です。
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入れ替え可能ではない自分
「自分にしかできないような仕事がしたい!」
「自分以外に代わりがいるなんて思われたくない!」と主張するのは、
まさにこの”入れ替え可能ではない自分”を求めている証拠なのかも。
私自身もキャリアカウンセリングを通して、 自分の仕事につまらなさを感じている人の多くは、 毎日の仕事をマニュアル化されたルーティンのように感じ、別に自分じゃなくたって出来る、だから自分が必要だと感じられない、と物足りなさを感じることがきっかけになっているのではないか?と思うようになりました。
「どうしてその仕事は、自分じゃないといけないのか?」
これって恋愛でも同じですよね。
「どうして私じゃないといけないの?」
この質問の答えで、どれだけ彼女を納得させることができるか?
苦戦した人は数知れずいるはずです。(笑)
相手が自分を必要としてくれる理由
先ほどの質問では、 その人はどれだけ自分を必要としてくれているのかを測り、 それによってその人と一緒にいるかどうかを決めているという感じ。
誰かに必要とされたい、という願望が強くなりすぎるために、 ちょっぴり上から目線な判断基準であることは確かです。
ここで謙虚な人なら、 「相手が自分を必要とする理由」を探し、なんとかそれを増やそうと努力するかも知れません。
たとえば就職活動では、自分自身のことをしっかりアピールし、能力、性格、自分にしかない魅力、条件などをふくめて 入りたい企業が自分を必要としてくれる理由を一生懸命、相手にアピールしますよね。
そしてそこでは、「相手が自分を選ぶ理由」というのをうまく見つけられずに就職活動で悩んだり、壁にぶつかったりする人も多いはず。
相手はなぜ自分を雇わなければいけないのか?
この質問に答えようとすると、自分を一番うまく使ってくれるのは誰か?を考え、以前のチャリティセミナーで提案していたような「置きに行くマーケティング」という話が有効になってきます。
ただ、もう一つ大切な視点があるのではないでしょうか?
「どうして私なの?」 を彼氏に尋ねる前に
私が思う大切な視点は、相手が自分でなくちゃダメな理由を問い詰める前に、自分はどうして相手でなくちゃいけないのか説明できますか?ということ。
つまり就職活動でいうと、その企業が自分を雇う理由をあれこれと考える前に、どうしてその企業でないと自分の夢を叶えられないのか、きちんと自分自身に向き合って考えられていますか?ということです。
そもそも自分が必要とされる以前に、自分が相手のことを本当に心から必要としているのか?そしてそれをきちんと相手に伝えられているのか?
恋人でも、就職活動でも、はたまた企業と顧客の間でも・・・
相手と良い人間関係を築こうと思うのであれば、まずはこちらから一歩。
相手がどうして自分のために必要なのか?という視点を持ってみるのも良いのではないでしょうか。
そしてどれだけ考えても、その質問に答えられなければ、その相手は自分にとってベストな相手ではないと気付いたも同じ。
「どうして自分なの?」の答えを相手に問い詰める前に、「どうしてもあなたじゃないとダメなんです」と言える相手を
探す旅に出るしかないのかも知れません。
リーダーシップの旅、興味のある方は、
過去記事【他の人が見ないものを見る;リーダーシップの旅】も是非あわせてお読みくださいね。
最後まで読んでいただき有難うございました



