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「安倍失政」を隠ぺいするために最大限利用されている「改元ファッショ」のから騒ぎ

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新しい元号が発表されました。「令和」というのだそうです。

 4月中はまだ「平成」という古い元号が使われますが、5月1日からは「令和」という新しい元号が用いられることになります。

 「平成最後の」という枕詞に代わって、これからは「令和最初の」という言い回しが慣用句になることでしょう。耳障りなわずらわしさが、まだしばらく続きそうです。

 今日の『毎日新聞』の「風知草」に、山田孝男特別編集委員の「『乱政』改めざれば…」というコラムが掲載され、「年号(元号)毎日改むと雖も、乱世が改めざれば何の益かあらん」という藤原定家の言葉が紹介されています。山田さんは「たとえ元号を毎日変えたところで、乱れた政治を改めねばどうにもならん、というわけである」と解説しています。

 続けて、「改めるべき課題」として、子どもの虐待や中高年の引きこもりを挙げ、「長い間に形成された社会のひずみであり、社会全体で改めねばなるまい」と指摘されています。また、「近代以降、改元後の日本は不安定だった」とし、「『平成後』も胸騒ぎがする、新元号に浮かれてばかりはいられない」と警告しています。

 「改元ファッショ」のから騒ぎに「浮かれてばかり」いる人々にとっては、聴くべき言葉ではないでしょうか。ただし、「改めるべき」は「乱世」であるというよりも「失政」であり、それを改めるのは「社会全体」というよりも政治の役割にほかならないのですが。

 藤原定家に倣って言えば、たとえ元号を変えたところで安倍政権による乱れた政治を改めねなければどうにもなりません。逆に、安倍政権はこの改元を最大限利用して、天皇制イデオロギーを強化し積年の失政を隠ぺいしようとしています。

 元号に対する国民の意識は多様で、「使わない」という人も増えてきています。日常の生活にとっては不便なだけで、次第に「無用の長物」になってきていました。

 今回の改元の機会を最大限活用して、安倍首相と保守派はこのような国民意識を逆転させ、関心を高めて元号の定着と使用拡大を図り、同時に天皇の権威を強めようとしてきました。自民党改憲草案にある天皇元首化への思惑や失政の現実を覆い隠して政権批判を和らげようとする狙いもあるでしょう。

 このような安倍首相の狙いを全面的にバックアップしているのが「改元キャンペーン」をくり広げているマスメディアです。とりわけ、NHKの放送内容は著しく公平性に欠け、公共放送としてのあり方を大きく逸脱し「元号ファッショ」とも言うべき世論工作を展開しています。

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