- 2019年03月28日 12:36
時計の祭典で注目集めるSEIKO オンにもオフにも最適な日本製腕時計の魅力とは

袖口からチラリと覗く腕時計に思わず「おっ」と目を奪われる——
社会人として「中堅」と呼ばれる時期に入ると、オトナっぽい身だしなみについて考える機会も増えてくる。そんな折り、気合いの入った勝負スーツや、プライベートのカジュアルファッションで、同僚や友人が身につけている腕時計に注目した経験はないだろうか。
「スマホで時間がわかるから、腕時計はしない」という人も増えてはいるが、服装が制限されるビジネスパーソンにとっての腕時計は、自分自身の魅せ方を演出できるポイントのひとつ。
とはいえ「自分に似合う腕時計」というのは難問だ。年齢や身にまとう雰囲気にマッチしたものを探すのは、時計好きでも簡単なことではない。そんな時計初心者に一度手に取ってみて欲しいのが、スイスで行われる時計の祭典「バーゼルワールド」にも出品している日本の老舗ブランド「SEIKO」だ。
世界が注目 “時計の祭典”に出展する日本の老舗ブランド
バーゼルワールドは世界中の時計ブランドが1年でもっとも重視する、時計業界にとって最大級の祭典のひとつ。そこに集まるのは当然、誰しも耳にしたことのある高級ブランドたちだ。当然、そこに並ぶのは、各ブランドがその年もっとも力を入れたコレクションになる。

そのバーゼルワールドで高級ブランドたちと肩を並べ、毎年のように注目を集める日本ブランドがSEIKOだ。時計業界においてSEIKOは、世界初のクオーツウオッチ発表した、記念碑的なブランドのひとつ。1969年発売の腕時計「クオーツ アストロン」以降、各社がそれぞれのクオーツ方式を発表してきたが、現在に至るまでSEIKOの方式が世界標準だ。この事実は、SEIKOの技術力がいかに優れたものであるかを物語っている。
SEIKOの腕時計にはいくつかのブランドがあり、オンからオフまで、さまざまなシチュエーションに対応している。今回はその中から、時計初心者にもオススメの中堅ビジネスパーソンにこそ「似合う」モデルたちを紹介したい。
最新技術と美しさが融合した「セイコーアストロン」。50周年記念モデルも

すっかりお馴染みになったGPSソーラーウオッチ『セイコーアストロン』。簡単なボタン操作でPS衛星電波から現在の正確な位置・時刻情報を取得するため、グローバルで活躍するビジネスマンにもおすすめだ。
今回SEIKOが発表したのは、ブランド名のルーツであるクオーツアストロンの生誕50周年を記念したモデル。アニバーサリーイヤーらしく、複数回に分けての発売となる。
本モデルで注目したいのがその美しさ。細部に宿る技術と美しさを体感できるように、ボディの横部分をくり抜き、時計の胴体が見えるように加工されている。また、文字盤をぐるりと囲むベゼルには50周年にちなんだ50面カットを採用、袖口をキラリと装ってくれるはずだ。
アストロン限定モデル第1弾は、ケースに18金ピンクゴールド、ベゼルにジルコニアセラミックスを使用するなど、高級感あふれるモデルとなっている。革ベルトと相まって、大人っぽさを感じるデザインだ。

7月に200本限定で発売される第2弾モデル。こちらも50面カットのベゼルが美しい。

さらに9月には、アストロン初となるオールステンレスモデルも登場予定。ステンレススチールならではのクールな表情が特徴で、時計好きからの熱い視線が注がれている。

普段使いに最適なスポーツウオッチにも新作が登場

高機能な機械式時計ながら、普段使いに便利な防水機能など、美しさとタフさを兼ね備えているのがSEIKOの誇るスポーツウオッチライン『プロスペックス』。今回のバーゼルワールドでも新シリーズとなる「LX(ルクス)ライン」を発表し、さらなる進化を遂げている。
LXラインでは高い実用性、信頼性はもちろん、腕元を彩り、美しい輝きを放つ審美性も徹底的に追及。その洗練されたデザインは数多あるSEIKOの腕時計の中でも、オンオフ両方に対応する万能さを誇っている。

今回は、スポーツウオッチの中で最も人気のダイバーズウオッチの流れを汲んだ「海」をコンセプトにしたモデルの他、「陸」「空」を表現するモデルが登場。精度や耐久性に加え、りゅうずを4時位置に配置することで手首への当たりを防ぐなど、セイコーウオッチの技術と知識の粋を集めた製品が顔を揃えた。
日本時計の美しさを追求した「プレザージュ」には有田焼ダイヤルがお目見え

「日本の時計ならではの美しさとは何か」。そんな問いに挑戦し続ける『プレザージュ』。手の届く価格ながら、日本の伝統工芸の職人技を腕時計に取り入れることで、時計を通じて匠の技を世界に発信している。
今回は、400年を超える伝統を誇る有田焼の陶工・橋口博之氏とのコラボレーションが実現。有田焼の魅力として語られることの多い、柞灰(いすばい)釉の淡く青みがかった白さを見事に時計に落とし込んだ。ダイヤルに採用した有田焼の色味は、ぜひ実物を見て確認して欲しい。日本独自の美しさが際立つデザインは、どんな場面にもしっくりと馴染むこと間違いなしだ。

日本製腕時計の「歴史」が詰まったSEIKO新作の魅力とは
今回紹介したSEIKOの腕時計たちは、言うまでもなく安い買い物ではない。だがそこには、「時間を確認するための道具」以上の価値がある。それは日本の腕時計が誇る技術であり、歴史だ。お気に入りのスーツを選ぶように、高級時計を選ぶ。オンでもオフでも決まるはじめての相棒に、SEIKOの1本を選んでみてはいかがだろうか。
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