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イチロー最大の理解者・弓子夫人 夫を伝説にした“内助の功”


3月21日、イチロー(45)がプロ野球引退会見を開催。質疑応答では、結婚20年を迎える妻・弓子夫人(53)へ感謝の言葉が述べられた。イチローは自身のヒット本数が3,089本であることに触れたのち、感極まった表情でこう語った。

《ゲーム前ホームの時はおにぎりを食べるんですね。妻が握ってくれたおにぎりを。その数が2,800くらいなんですよ。3,000行きたかったですね。そこは3,000個握らせたかったなと思います。妻もそうですけど、頑張ってくれました。妻にはゆっくりしてほしいですね。》

弓子夫人はイチローより8歳年上。交際のきっかけは弓子さんがTBSにアナウンサーとして勤めていた際、ラジオ番組でイチローのアシスタントを務めたことだったという。1999年に結婚したイチローは、当時の会見でこう語っていた。

《僕と彼女はいろんなことに対する価値観がすごく似ています。僕がこうと決めてしている行動について、理解するか、疑問に思うか……いつも一緒にいる人にいちいち疑問に思われていたら、それはお互い、ものすごくストレスになると思うんです。でも、彼女に関してはそういうことがありません》

主婦としてイチローを支え続け日米通算4,367安打へ導いた弓子夫人。その“内助の功”は、もちろんおにぎりだけではない。日々の“ルーティン”を重視するイチローに寄り添い、スケジュールを完璧に把握。イチローの予定に合わせて健康料理を作り続けていたという。

だがイチローのシャイな性格を重んじてか、現役選手時代は影の存在に徹した。弓子夫人が試合に同行するのは、節目のタイミングのみ。18年5月4日のマリナーズ最終戦では試合後にクラブハウスの外で泣きはらした目でイチローと抱擁を交わす姿が目撃されていたが、通常の公式戦を観戦に来ることはめったになかったという。

2016年8月に3,000安打を記録した翌日の記者会見でも、イチローは妻への言及を避けた。記者から弓子夫人の存在について聞かれたが、こう言葉をにごしていた。

《そんなこと、テレビカメラの前で言うの、恥ずかしくないですか(笑)。それはもう、お伝えするまでもないでしょうね。昨日(達成当日)も記者会見場に彼女がいたんですけど、『誰に最初に伝えたいか』と訊かれたとき、頭に浮かんだんですよ。でもそこにいたんで、そうは言えなかったし、僕もそういうの苦手ですからね。あの……公の場じゃないところで訊いてもらえるかな(笑)」》

そんなイチローが、引退会見ではあえて妻への感謝の気持ちを語った。その言葉こそ、弓子夫人がなにより大切な存在であることの証といえるだろう。

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