
BLOGOS編集部
延々と続く沖縄米軍基地問題

写真AC
辺野古の問題は、普天間飛行場をどうするかって問題だろ。普天間飛行場は住宅密集地のまんまん中にあって、そこで戦闘機やらオスプレイが離発着している。なんでも普天間飛行場に所属する機体の事故は過去90回以上も起きていて、これがもしも近隣住民を巻き込む大事故になってしまったらという危惧から「世界一危険な基地」なんて嬉しくない呼ばれ方をしているわけだ。
宜野湾市で爆音被害がもっともひどい地区だと、年間約2万回の爆音があるってね。そんな環境じゃ、ストレスはたまるばかりで、元気に長生き、健康長寿を延ばそうったって、大変だよ。普天間周辺の住民には飛行場をなくすことが長生きの特効薬だな・・・。
普天間飛行場をなくすために辺野古賛否の立場が分かれている。まず、政府側は辺野古に新たな飛行場を作って、そこに普天間の機能を移そうとしてる。一方で県民投票を経て沖縄県民の民意とされたのは、普天間の閉鎖・返還を求めつつも、辺野古のような飛行場の県内移設を認めないって話だ。
ここにきて、辺野古での建設を進めても完成まで最低13年かかるとか、工事費用が2.5兆円だとか、地盤が軟弱で工事期間も費用も見通しが立たないとか、頭の痛い話も飛び交ってる。辺野古移設がこのまま進んでも、普天間は最低13年そのまま固定されるから、あまりにも長すぎるんじゃないか、とかね。
あと、沖縄の米軍施設や海兵隊をグアムに移す話も進行中だよな。あれはどういうことになってるんだ? なになに、訓練場とか司令部庁舎とか隊舎を作ってるのか? グアムに飛行場は新設できないんだな。土地の問題もあるだろうし、騒音問題や事故の危惧もあって、グアムにも基地反対の運動があるわけだ・・・そりゃあそうだろうな。
あとなんだ? 海兵隊の移転も当初、沖縄にいる海兵隊1万9千人のうち、9千人がグアムに移る計画だったけど、グアム側が「9千人は多すぎる!」って反発して、グアム受け入れは4千人に減ったのか。あとの5千人は? ハワイや他の地域に移る? まあ、グアムに何でもかんでも移せるわけじゃないんだな。
このグアム移転も日本が相当負担するんだよな? 28億ドル? ざっと3千億円か。巨額だね。それ、月に行くとか言ってた若社長にツケられないか? 月に行く前にツケをお願いしますって(笑)。 まあでも、沖縄が背負ってきた負担が軽減されていくことに関しては、どれだけ税金が使われたとしても俺は「是」だよ。沖縄にはそれだけの歴史と現状があるんだから。
それにしても普天間の問題、他に選択肢や解決策はないのかねぇ・・・。安倍さんは「沖縄に寄り添う」とか「沖縄の民意を真摯に受け止める」とか、その場でそれらしい言葉は埋めるんだよな。そう言いながら辺野古も埋める。ところが辺野古はいつになったら埋まるのか先が見えない。そして辺野古を埋めれば埋めるほど、国と沖縄の溝は埋まらない・・・(苦笑)。