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悪いことは言わない ちゃんとした保育士を呼ぶべきだ

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自由民主党が、子育て中の議員のための「託児ルーム」を党本部に設置することを決めたという。

しかし、託児ルームに保育士はおらず、議員秘書らが面倒をみる仕組みだという。(*1)

このニュースの結論を先に言うと「保育の仕事を舐めるな」という言葉にしか至らないだろう。

議員秘書は議員の仕事の手伝いをするために務めているのであり、議員の子供の保育のために務めているのではない。

というか、議員の子供を保育するという仕事を、保育の素人である議員秘書ができると思っている時点で、保育の仕事を不当に見下しているのである。

例えば僕自身も、スーパーや肉屋でトンカツを買ってきて、それをカツ丼に調理して食べることはある。

自分のための調理であるから、玉ねぎが生煮えでも、玉子に火が通り過ぎてても、特に文句を言わずに食べる。というか文句を言う先がない。自分で作った料理を自分で食べて不味ければ、それは自分で受け入れるしかないわけだ。

しかし一方で、他人にお金を払って作った料理が不味ければ、文句の1つも言いたくなるだろう。そして実際、文句を言う人もいる。

保育の仕事もそれと同じである。自分の子供を自分で育てる上で、不注意で子供が骨折などの怪我を負ったとしても、その親は自分をいちいち非難したりはしないだろう。

しかし、幼稚園や保育園に預けた子供が、怪我の1つもすれば、その親はいくらでも文句を言うことができる。そして何より保育士自身が、子供の怪我を防げなかったことに、大きな心の傷を負ってしまう。

だからこそ、保育士たちは預かった子供たちに怪我などの問題が発生しないように、ひたすらに気を配って、責任ある仕事として子供たちを見ているわけだ。自分の子供ではなく、他人の子供だからこそ、自分の子供よりもしっかりと気をつけて、子供の安全を守らなければならないのである。

自分の子供を育てることと、他人の子供を預かること。それは全く別のスキルである。

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