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実用化は近づいた? DeNAと日産が取り組む「無人タクシー」の進捗状況

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DeNAと日産自動車は、自動運転車両を用いた無人タクシーサービス「Easy Ride」(イージーライド)の開発を進めている。現在は2度目の実証実験を終えた段階だが、実用化のめどはたったのだろうか。実際に車両に試乗し、DeNAの担当者に話を聞いてきた。

「イージーライド」の実証実験には、日産自動車のコンパクトバン「e-NV200」をベースとする自動運転車両が使用された

路肩のクルマを難なくよけた実験車両

「イージーライド」はスマートフォンのアプリで目的地を入力すると、無人運転車両が迎えに来てくれて、そこまで連れて行ってくれるというサービスだ。実際には「仮想停留所」のような複数の乗降ポイントが設定されていて、目的地と利用者の場所に応じて、人とクルマの“待ち合わせ場所”が指定される。クルマに乗るまでとクルマから降りて目的地に到着するまでには、少し歩く必要がある。そういう意味で、イージーライドはタクシーとバスの中間のような交通サービスだといえるかもしれない。

DeNAと日産は2018年3月、同サービスの実用化を目指して1度目の実証実験を実施した。今回は、2度目の実証実験が終わったタイミングで、イージーライドの進捗状況を知る機会を得た。2019年3月20日のことだ。

スマホアプリで行きたい場所を指定すると、無人運転車両が近くの「仮想停留所」まで迎えに来てくれる

DeNAらは今回、約40組のモニターにアプリを使用する権限を付与し、イージーライドの実証実験を行った。モニターは実験の期間中、営業時間内であればいつでも、何度でもイージーライドを無料で使うことができた。実験の場所としては、神奈川県の横浜駅周辺から中華街、関内などを含むエリアを設定。初回の実証実験も横浜駅の周辺で行ったが、今回の実験では乗降地点が初回の約4倍となる15カ所、ルートの総距離が約7倍の28キロと範囲が拡大している。

実験の結果としては、モニターの約9割が、期間中に1回以上はイージーライドを利用したとのこと。子供の送り迎えに利用する女性など、中には日常的に同サービスを利用したモニターもいたそうだ。

実証実験に参加したモニターと同じように、筆者もイージーライドを使ってみた。日産のグローバル本社(横浜市西区)で目的地「中華街」を設定すると、日産のコンパクトバン「e-NV200」をベースとする実験車両が2~3分で到着。シートベルトを着用して「GO」と書かれたボタンを押すと、スライドドアが自動で閉まってクルマが走り出した。

実験なので運転席に人は座っていたものの、私の見た限り、ドライバーが自らの手でハンドルを切った様子はなかった。右左折はもちろんのこと、少し右側にふくらんで路肩にとまっているクルマをよけるなど、難しそうな運転も自動で難なくこなす。20分ほどの道のりだったが、少なくとも乗員に不安を感じさせるシーンはなかった。移動中、車載モニターとスマホアプリには、周囲にある店舗やイベントなどの情報が表示されていた。

車載モニターには地図、現在地、目的地までのルートと所要時間、周辺の情報などが表示されていた

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