記事

重要なメールすら確認していない特別監察委員会

毎月勤労統計の不正問題について、昨日私が衆議院厚生労働委員会で質した、29年7月13日付の厚労省内のメール、資料が厚労省から開示されました。

それを今日、野党ヒアリングで取り上げましたが、その中身はまず、毎月勤労統計について東京において大規模事業所が抽出調査になっていたことが、当たり前のことのように書かれています。

そしてさらに驚きなのは、そのメールが厚労省内の数名ではなく、かなりの人数の職員に送付されていたことです。

つまり、今回不適切と指摘された、東京都のみの抽出調査が厚労省内で当たり前のこととして広く知られていたということ。かなり組織的であったことがうかがえます。

しかるに、厚労省特別監察委員会は組織的な隠蔽を否定しました。なぜか。

今日、厚労省に「この7月13日付のメール、資料を特別監察委員会は見て確認しているのか」ということを問うたところ、厚労省いわく、「特別監察委員会は見ていません」と。

樋口特別監察委員長は、国会で問われて「メールの記録なども必要に応じてチェックした」と答えましたが、こんな重要な内容を含んだメールでさえ見ていないのですから、調査が不十分であるのは明らか。それで、組織的隠蔽は認められなかったと結論付けているわけですから、お手盛り調査そのもの。

厚労省、特別監察委員会ともにグルになってのこのふざけた対応に、怒りすら覚えます。

あわせて読みたい

「厚労省の勤労統計不正」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。