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貴景勝「多すぎる懸賞金」が大関取りに立ちはだかる

稀勢の里を破り、懸賞を手に土俵を降りる貴景勝(時事通信フォト)

 春場所の期待と注目は、関脇・貴景勝(22)に“一極集中”している。それは懸賞の数にも現われている。

「指定懸賞の申し込み数は2073本(3月8日時点)。15日間の最多懸賞は昨年の秋場所の2160本ですが、東京に比べて懸賞が少なくなりがちな地方場所ながら新記録に迫る勢いです。力士別で見ると両横綱や大阪出身の大関・豪栄道を抑え、大関取りの貴景勝が250本でトップ。初場所の58本から約4倍に伸びた」(協会関係者)

 懸賞金1本につき、力士の手取りは3万円。それだけにガチンコ力士たちは一番あたり約20本(60万円)の懸賞を狙って貴景勝戦により一層の気合いで臨む。

「初場所では進退がかかっていた稀勢の里(現・荒磯親方)に200本の懸賞が懸かっていたが、初日から3日間で計95本を献上。3連敗で引退に追い込まれた。永谷園を中心に多くの懸賞がかかる遠藤や高見盛(現・振分親方)も狙われ、何度もケガに泣かされている」(若手親方)

 後半戦の貴景勝は、優勝戦線に残っている絶好調の平幕力士たちとの対戦が組まれると考えられる。

「負けて当然の下位力士は立ち会いから奇策をとってくる。貴景勝が苦手とする巨漢力士や大物食いの金星ハンターたちも控えている。懸賞のこともあるし、苦しい取組が続くことになるでしょう」(同前)

 最低10勝といわれる大関昇進ライン。5敗しか許されないなか、“賞金首”として狙われる毎日が、千秋楽まで続く。

※週刊ポスト2019年3月29日号

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