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なぜ「安全保障」の議論は一向に進まないのか ~三浦瑠麗さんとの対談②~

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(細野)
三浦さんからは今まで2,3回宿題をいただいていて、答えは返せてないところだと思っていて。以前、ルビオの経済政策ことをおっしゃっていましたよね。彼は大統領選挙にチャレンジをしようとして挫折した。ああいうアプローチを含めてやっぱりこうもう一度しっかりとした経済政策を土台から構築しなきゃなと思いましたね。

安全保障はほぼほぼ大体一つのところに収まっているかもしれませんが、自民党のなかには様々な要素があって、例えば多様性で言うと、自民党のなかでLGBTの議論などもやられていて、場合によっては今国会で法案が出てくる。これは数年前には考えられなかった変化ね。時代に対応して変化をしてくると。経済政策も実にいろんな考えの人がいて、すべてを許容しうるくらいの幅があるんですね。二階派に入ったのは、その中で自分なりのあり方を模索していこうと思ったから。

(三浦)
たぶん皆さんが聞きたいだろうと思うのは、自民党の中で二階派の位置付けっていうのはあるにせよ、いま二階派に入ったなかで、細野豪志的な軸は何なのかっていうことがひとつ。そして、その軸は、グローバルに日本の置かれた環境を考えた上でどういう思考過程をたどってたどり着いた判断なのかっていうことだと思いますね。安保とか憲法とかいう一つ一つの論点に対する立場よりも、もっと重要なのは、細野さんが世界をどう見てるからそう思うに至ったのかってことだと思うんですよ。それはいかがですか?


(細野)
安保に関していうと、去年のペンス演説以降、安全保障環境はかなり変わったと思うんです。変化はその前から起きていたが、顕在化したという意味では、明らかに局面が変わった。防衛大綱ではすでにアクティブディフェンスということまで議論されている。そのことからすると、2015年の安保法制の議論は1周どころか2周3周遅れている。最新の安全保障環境で今何が必要かって議論に、もう一度きちんと関わりたいなって強く思いました。正直、日本としての選択の幅はそんなにはない。

明確に意識しなければならないのは、先ほど三浦さんも触れられたアメリカの変化ですよね。先日、米軍の駐留経費の韓国の負担は1.5倍になった。あれはね、どっかで日本も見とかなきゃならない。安倍総理が戦闘機であるとかイージスとかで新しく取り組んでいるのも、それが背景にあるわけですよ。日本とアメリカとの役割分担で見ると、アメリカが東アジアでのプレゼンスが下がった時に、日本はどうするんですか?ってことをリアルに議論しておかなければならない。これなくして、国会議員の仕事を全うしたとは言えないと思っています。

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