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スウェーデンの財政から学ぶべきもの - wasting time?

欧州ソブリン危機はとどまる気配がない。ギリシアの無秩序なデフォルトによる危機のシナリオは回避されたものの、次の市場のターゲットはスペインになってしまっているようだ。

フィンランドなどの北欧の国は財政赤字を非常に嫌う。堅実な民族性がそうさせているのだろうか?

今日はスウェーデンの財政政策に関する記事をちょっと取り上げたい。

What can Europe learn from Sweden? Four lessons for fiscal discipline

1。1991年から1993年の経済危機で1993年にはGDP対比の財政赤字が11%に到達し、累積債務は1990年の41%から1996年には73%にまでふくれあがった。この危機的状況が二度と同じ状況には陥らないとの政治的コンセンサスを作り出した。

2トップダウンの予算編成。GDP対比で1%の財政黒字目標。などの5つの改革が行われた

3財政状況の透明性としっかりとした議論

4経済成長がキー日本に当てはめて考えると・・・・。

まず危機を危機と思っていない。今は国内にたくさん貯蓄があるから大丈夫と思っているが、国内で国債が消化しきれない状況が来るのはそう遠くないと考えられる。そのときに危機的な状況が起こってようやく気付くのだろうか。。。

主要な党の間や大多数の有権者は財政再建の必要性を認めている。が、まずは経済がもっと回復してからだとか、社会保障にメスを入れようものなら・・・とい う政治家の保身・国民のクレクレ精神のせいでスウェーデンが取り組んだような財政に関する厳しいルール作り・改革ができていないのが現実と言えるだろう。

スウェーデンの場合には透明性や政治家の間での質の高い議論が財政を健全に保っている一つのキーポイントだとこの筆者は行っている。日本の場合にはス ウェーデンに比べてあまりに人口が多いのでフリーラーダー的な精神が働きやすいのでこれは成り立たないだろう。徹底したルールによって政府の裁量性を縛っ てしまうことが大切だと僕は考える。(参考→スウェーデンは本当に弱者に優しい国か?

その上で早期に地方政府に権限を委譲するべきだろう。そうすれば、より国民による監視が政府の財政に関して行き届くようになるはずだ。

当然ながら、経済成長がなければ財政は再建できないし、再分配をいくら国民が求めても配るべきパイがない。いかに経済を成長させるかという議論が少なすぎるのが問題だ。TPPごときで大騒ぎをしている様子を見ると経済成長を促す政策の実現は見込めそうもない。

スウェーデンのように経済的な危機をもう一度迎えないと改革は難しそうなのが今の日本の現状かもしれない。。。


wasting time?のブログ↓
ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ

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