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「安倍4選はありうる」二階幹事長の狙いは“言い出しっぺ&観測気球”?


 自民党の二階幹事長は12日、2021年9月までの安倍総理の任期について「今のご活躍からすれば党内外、特に海外からのご支援も充分ある」として、総裁4選は「十分ありうる」との認識を示した。

 自民党は総裁の任期を2期6年から3期9年に延長したばかり。これをさらに延長する可能性に触れた二階幹事長は、「独裁」の懸念について「余人をもって代えがたい時には何ら問題ないと考える」と述べた。


 そんな安倍総理“4選”のシナリオを去年12月に指摘していた東京工業大学准教授の西田亮介氏。当時は安倍政権にとって“最も望ましいシナリオ”という文脈で「消費増税の再々先送りを問う衆議院・参議院の同日選挙を実施」「同時に憲法改正の足がかりを再獲得」し、“危機管理内閣”として4期目がありうるのではとしていた。


 今回の状況について西田氏は「観測気球的に、二階氏または二階派の議員から同種のメッセージが出ている状況」と分析。二階幹事長の狙いについては「二階氏は、麻生派、細田派と並んで安倍政権を支えてきた人物。いち早く“4選”の可能性を宣言することで、ある意味言い出しっぺが評価されるという安倍総理へのアピール」「安倍総理が4選を口にするとかなりハレーションが起こるので、『言ってみたらどうなるか』と雰囲気をうかがう面。ネガティブな反応なら安倍総理は否定すれば済むし、ポジティブな反応であればそれにのればいい」と2つの見方を示す。

 では、この発言の裏に安倍総理の要望はあったのか、それとも二階幹事長が忖度したのか。「どちらの可能性もありうるが、僕が知っている政治家は基本的に自分たちの利益のことしか考えていない。その点については大変に敏感」と西田氏。


 安倍総理が4期目に突入するとなると、任期は12年。しかし、世界と比較するとそれほど長くはないといい「これまでが短すぎたと言ってもいい。例えば、アメリカは2期8年の任期が多く、イギリスのブレア政権は10年、中国の習近平国家主席は任期を撤廃した。12年という長さは、首脳同士の信頼関係を築くうえではそれほど不自然ではない。世界的な存在感は高まる」とした。

 とはいえ、これまでの2期6年という任期には「総理大臣のポストを多くの人で分け合いたい」という狙いがあった。それに反して任期延長を図ることは自民党内の考えに変化が生まれたのか。西田氏は「自民党内で安倍総理としか選挙を戦ったことがなく、安倍総理以外を党の顔に立てて選挙に勝てるのか、と不安を覚える議員もいる。特に当選回数が少ない若い議員にそういう傾向が多い。なので、安倍総理でないと選挙に勝てないという雰囲気ができると安倍総理としてはしめたもの。二階氏はその安倍総理を支えることでまたいいポジションを取りたい。ポスト安倍の存在感のなさが不安感を招いている」と指摘した。

(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

“違法DL拡大”はやっぱ無し? 安倍総理の「鶴の一声」

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