記事

円買いの素地は整いつつある・・・・

みなさん、こんにちは!
為替千里眼、昨晩は特段材料性に乏しい中、BOJの政策会合で追加緩和が行われなかったこと、前回5兆円規模の資産購入基金増額を主張していた宮尾審議委員が提案を撤回し、全会一致での据置きだったことでハト派度合いが後退、ドル円は81円Highから結果的に80円Midまで大きく反落する結果となりました。昨晩のNY株も質への逃避で大幅下落、NYダウが久々に200ドル超の下落となるなか債券市場は上伸となり、米10年債利回りは前日比-7bpの1.98%まで急速に低下する展開となっております。一方、昨晩行われた米3年債入札につきましては、落札利回りが0.427%と直前取引の0.425%を小幅に上回る軟調な結果、応札倍率も前回の3.44倍から低下し3.36倍に留まりましたが、市場全般的な回避動意により底上げされたような結果だったと言えます。米雇用統計以降、特に悪材料が意識されやすくなっており、スペイン・イタリアの利回り上昇も然り、中国の輸出入統計において輸入が大幅に減少したことで内需の弱さが意識されるなど、なにかと円が選好されやすい素地が整いつつありますので、週中と言えどドル円の続落には注意したいところかもしれません。

さて、昨晩の材料を軽く振り返ってみたいと思いますが、序盤に発表された2月の卸売在庫は、前月比+0.9%と市場予想の+0.5%を上回る好結果、1月分も+0.4%から+0.6%に上方修正されており、1-3月期のGDPにとってはプラス材料として捉えられるところです。また、TIPP景気楽観度調査は、前月比+1.8pの49.3と市場予想の48.5を上回る好結果、こちらは最も早く公表される消費者信頼感指数として位置づけられるマクロではありますので、続くCBやU-Michなどにも改善の流れを引き継いで貰いたいものです。今晩も米タイムでは輸入物価およびベージュブック、そして10年債入札程度しか材料がありませんので基本的には足許の回避的な動意が継続するものと思われますが、モメンタムでも既にOS全開・・・週中なので一旦は戻りがあると良いのですが、安値を積極的に拾うような局面ではないかと思われます。

本日も独債や伊債入札の動向が欧州タイムでの焦点、特に伊債の需要の弱さへの懸念などを勘案すると、引続き回避的な動意に至りやすく、現状プラス圏推移しているダウ先が再びマイナスに転じるようだと、ドル円は本格的に80円Lowを試す動きになりそうです。昨日のBOJの対応には少々肩透かしではありましたが、BOJで設定した1.0%へのインフレ率達成も程遠い状況にあるにも拘らず、追加措置については慎重という政策面での不透明感は、今後円売りという形で作用してくれると良いのですが、現状はそれ以上の外部環境が悪化、今晩のベージュブックなども再び慎重的なスタンスが示されると一段と状況は悪化すると思われます。ドル円はほぼ半値戻しを達成したような状況ではありますが、下落チャネルの上限が82円手前、それまでは売り上がる参加者も多いかと思われますので、クロス円も含めて、やはり戻り高値でのショートメイクを中心に見ておくと良いかと思います。

あわせて読みたい

「金融政策決定会合」の記事一覧へ

トピックス

議論福島第一原発処理水の海洋放出は許容できるリスクか?

ランキング

  1. 1

    毎日の誤報「公正」は口だけか

    青山まさゆき

  2. 2

    NHK「しれっと」報道訂正に疑問

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  3. 3

    タクシーのマスク強制が嫌なワケ

    永江一石

  4. 4

    トランプ氏の側近3人 暗躍失敗か

    WEDGE Infinity

  5. 5

    JALの旅行前検査 医師が「ムダ」

    中村ゆきつぐ

  6. 6

    タワマン強盗の恐怖を被害者激白

    NEWSポストセブン

  7. 7

    橋下徹氏 毎日新聞は訂正すべき

    橋下徹

  8. 8

    田代まさし闘病で収監延期の現在

    SmartFLASH

  9. 9

    鬼滅旋風で頭抱える映画配給会社

    文春オンライン

  10. 10

    都構想リーク記事に陰謀の匂い

    青山まさゆき

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。