- 2019年03月11日 17:00
「フリーITエンジニア、月額相場65万円」を考える
2/2まあしかし、NYタイムズやBloombergなどが取り上げたのは超大手IT企業に採用されたトップガン、先端エンジニアの例なのでしょう。そこで、米国の就職サイトで一般企業の求人の相場に言及した記事を読むと、AIに関わる「機械学習エンジニア」「データサイエンティスト」「コンピュータビジョンエンジニア」「アルゴリズムエンジニア」「プリンシパルサイエンティスト」などのIT人材が年棒10万ドルから14万ドルほどでした。
今から3年近く前に、経産省が公表した「IT人材に関する各国比較調査」によると、日本のIT人材の平均年収は600万円で、その報酬に「満足」と答えた人は調査した8カ国(米国、インド、中国、韓国、インドネシア、タイ、ベトナムと日本)の中で最低の7.6%に止まりました。ちなみの、当時の米国のIT人材の平均年収は1200万円ほど。

そして「この仕事は給与が高い」かどうかの問いには日本人IT人材の3分の2(65.2%)に当たる人が「全く当てはまらない」「どちらかと言うと当てはまらない」と答えているのです。

未来に大きく関わり、一見、花形に思える職業なのに、こういう数字では、心もとないですね。経産省の報告書の問題意識も
< ITは今後も我が国産業の成長にとって重要な役割を担うことが強く期待されており、十分なIT人材を確保することは、これまで同様、今後もきわめて 重要な課題であるといえる>というものでした。
そのためにこの調査では、
<IT人材の中長期的な需給動向を展望するとともに、今後の IT人材の確保・育成に向けた方策についての検討を行った>ということですが、それから3年、ITエンジニアの確保、育成策は前進しているのでしょうか。まあ、給与は若干上がったと言うことでしょうが。
そういえば、ゾゾタウンを運営する、話題の前沢社長率いるスタートトゥデイは最大で年棒1 億円の「天才枠」を設けるって話だったけど、どうなったのかなあ。話題作りに終わらせないで欲しいものです。



