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mixiページでリスクを取ってでも、mixiが手にすべき3つの重要なパートナー

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2.mixiでは検索エンジン経由のアクセスがほぼ無い状態だった。



 ウェブサイトやウェブサービス、メディアを運営している人であれば、検索エンジン経由のトラフィックというのが、インターネット上において非常に貴重で有り重要であることは誰でもが知っている常識でしょう。

 今でこそ、ソーシャルメディアの普及によりツイッターやFacebook経由のトラフィックにより新規サイトや新規サービスが飛躍するということも可能になってきましたが、ソーシャルメディア登場以前は、検索エンジンに表示されないと言うことは、広告やメディア露出が獲得できないサイトやサービスにとって、死を意味するとまで言われた時代もありました。

 そんな中、初期のFacebookやmixiのようなクローズドなSNSは、検索エンジンの影響力を受けない新しいネット空間として華々しくデビューすることになるのですが、実はFacebookもFacebookページやFacebookアカウントの外部向けページは検索エンジンに表示させるようにするなど、検索経由のトラフィックを上手く獲得する方向に数年前に舵を切っています。

 検索経由でページが表示されれば、たまたまそのページを見た利用者がサービスに登録する可能性もありますが、検索でページが表示されないmixiではそのルートが遮断されているわけで、それだけでもユーザー数増加という点では損をしていた可能性があります。

 実際、最近は企業名や個人名で検索をすると、検索結果の1ページ目にツイッターのアカウントやFacebookページが表示されるケースがかなり増えてきています。

 一方、mixiは当然全く表示されません。

 さらに、この検索エンジン問題が悪影響している結果と言えるのが、ソーシャルメディアの利用者数のデータとしてよく利用されるニールセンが提供している下記のグラフ(リンクはPDFに飛びます)

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 今年の5月にこのグラフを元に「日本のFacebookユーザーが800万人を突破した」とか「mixiやTwitterに、Facebookがもうすぐ追いつく」という論調の発言が散見されましたが、実はこのデータはあくまでPCからのアクセスデータだけ。携帯電話のアクセスは含まれていません。

 また、この当時のFacebookのアクティブユーザーはFacebookの広告データからすると350万人程度。一方、mixiのアクティブユーザー数は1500万人程度と言われており、Facebookに4倍近い差をつけているはずなのですが、このグラフで見ると2つのサービスのアクセス数の差は1.5倍程度。今にもFacebookがmixiを追い抜きそうに見えるわけです。

 そのひとつの要因と思われるのが検索経由の表示数です。

 つまり、FacebookやTwitterは検索経由でたまたまユーザーでは無い利用者が表示してしまう、ということが発生するのに対し、mixiは検索経由で表示できるページがほとんどないため、そういったユーザー以外のアクセスがほとんど発生しません。

 そのため、アクティブ数では4倍の差をつけているはずのサービスが、PCのアクセスデータでは1.5倍という印象を受ける結果になるわけです。

 これにより、実際のユーザー数の変化以上にmixiが劣勢だという印象を受けている人は少なくないわけです。
 
 これらのデメリットも今回のmixiページの検索エンジンに対するオープン化で何かしら変わってくる可能性が出てきます。

3.これまでmixiはメディアによるmixiブームが起きていない



 ちょっとこれは言い過ぎかもしれませんが、ツイッターやFacebook、ブログなどの他のソーシャルメディアに比べると、mixiは実はメディアによるmixiブーム、特に広告面でのブームが起きていません。

 昨年のツイッターや今年のFacebookに見られるように、日本における各ソーシャルメディアは必ずといって良いほど、バブル的なブームが1度盛り上がります。
 雑誌やニュースサイトでのサービス自体の特集に始まり、活用本の出版ラッシュや、テレビでの露出や関連番組の放送、そして1番目にもあげた企業活用によるさらなる事例ラッシュ。
 このサイクルは、ツイッターやFacebookだけでなく、2005年頃のブログやその後のYouTube、さらにはセカンドライフにおいてすら見られました。

 ただ、実はmixiは特に広告やマーケティング活用の視点で見ると、それほど大きなブームになっていません。

 確かにmixi関連本は多数出版されていますが、その中にいわゆるmixiマーケティングにフォーカスした本はほとんどありません。
 これはブログマーケティングやTwitterマーケティング、Facebookマーケティングの本が、大量に出版されているのとは対照的です。

 Googleトレンドのデータを見ても、検索数(上部のグラフ)に比較して、ニュースでの言及数(下部のグラフ)が、mixiはブログやツイッターに比べると少ないのが見て取れると思います。

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 もちろんサービスとしてのmixi自体は2006年の上場をピークにメディアに大量に露出し、いわゆるブームを迎え、2006年の流行語大賞のトップ10に選ばれるまでになります。

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 ただ、実は当時のmixiブームの際、mixiは招待制を頑固なまでに守り続けていたため、これらのメディア露出によってmixiを知った利用者が、招待状を入手できずにmixiに入会できないという自体が多数散見されました。
 そのため、多くのmixiを知らない利用者にとっては、mixiは謎のサービスという印象を残してしまったと記憶しています。
(mixiが重い腰をあげて登録制を開始するのは、2006年のブームから3年以上あとの2010年3月です。)

 また前述したように、mixiの企業利用は数百万円単位での費用が必要になるため、企業数としてはそれほど増加せず、さらに検索エンジンにもひっかからないクローズドなコミュニティと言うことで、メディアやブログもキャプチャを取りづらいという面も影響して、実際のユーザーの盛り上がりが、現在のツイッターやFacebookに比べると明らかにメディアや企業の盛り上がりに直結していなかったと感じます。

 当然、今回のmixiページによって、メディアが改めてmixiに注目するかどうかは今のところまだ分が悪い状態というのが正直な印象ですが、昨日のmixiページリリース以降、一日で5万以上のページが開設されたようですし、来年があらためてmixiマーケティングの年になる可能性が無いわけではないと思います。

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 つまり、今回のmixiページのリリースは、これまでmixiが上手く味方につけることができていなかった「企業」「検索エンジン」「メディア」という一般的には味方につけて当たり前の強力な3つのパートナーを、改めてパートナーに迎える可能性が出てくるわけです。

 もちろん、ウェブサービスとしてのmixiにとって最も重要なのはそういった論理的な話では無く、「はたして既存のmixiユーザーが今回のmixiページを肯定的に受け止めて利用してくれるかどうか」にあります。
 
 今回のmixiページのリリースにより、mixiの1500万を超えているというアクティブユーザーが離れてしまっていったらまさに本末転倒です。

 昨日のmixiページ開設ラッシュに乗っかっているのは明らかにITリテラシーが高く、どちらかというとmixiよりもツイッターやFacebook、下手をしたらGoogle+がホームグラウンドの利用者であるというのが率直な印象です。

 また、藤代さんもブログに書いていましたが、現在の所はmixiのコアユーザー不在という印象も受けてしまう記者発表甲斐やPR活動に見えてしまうのがちょっと残念なところ。

 そう言う意味では、今日以降、一般的なmixiユーザーがどう行動し始めるのか、そのためにmixiがどういう活用の提案をしていくのか、というのが本当の意味でのmixiページのサービススタートと言えるように思います。

※なお、試しに私もmixiページをつくってみました
 早速mixiページのQ&A機能でアンケートを取ってみていますので、mixiをお使いの方は是非mixiページについての印象を教えて下さい

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