記事

福祉から見たパチンコホールの役割

ども宇佐美です。
新著の出版を機にパチンコ業界の方と意見交換を活発化しているのですが、とある業界関係者との「これからのパチンコホールの役割」についての議論が印象に残ったので簡単に書き残して置きます。




・幸か不幸かパチンコはここ数年で完全に「国民の娯楽」の地位を失い、今のパチンコホールは”普通の人”がいかない場所になった。

・これがホールの責任か、メーカーの責任か、警察の責任か、議論することは必要かもしれないが、とりあえず結果は結果として受け入れるしかない。

・ホールにいる人のほとんどは多かれ少なかれなんらか生活に問題を抱えていると考えて問題ないだろう。福祉の観点からこれを捉えると「生活に問題のある人が自分から集まってくる場」なのだから、ある意味でチャンスとも捉えられる。

・パチンコホールが顧客一人一人の状態をモニタリングして、一線を超えて社会から落伍しそうになっている人をケアして、福祉につなげる機能を持てば、地域におけるホールの立ち位置は大きく変わるのではないか。

・そういう意味で今のような「業界のことは業界だけで考えて対処する」というような運営のあり方を変えなければならない。地域の行政やNPOや医療機関と連携する仕組みを作って、社会から落伍しかけている人を救う仕組みを作っていかなければならない。

・これから日本にもカジノという本格的な民営ギャンブルができる。そういう時代にパチンコホールがどう適応していくか、考えなければいけない。今のままの「脱法ギャンブル」では社会から受け入れられなくなっていくことは明らかだ。

・例えば、各地方に「パチンコホール」という(カジノとの比較で)プチギャンブル場があって、そこでユーザーのギャンブルへの適性がふるいにかけられ、カジノに行ってはいけないような適性のない者の情報が地域で共有されケアされるようになれば、各地方にパチンコホールが存在する意義も多少は前向きに捉えられるのではないか。

・これからのパチンコホールは地域福祉との連携の視点が不可欠になっていく。そのためにも業界はもっとオープンになって、地域社会と共生していかなければいけない。

ではでは今回はこの辺で。

あわせて読みたい

「パチンコ」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    コロナ巡り医師がTBSで政府批判

    水島宏明

  2. 2

    「映像研」落語好きが唸るアニメ

    松田健次

  3. 3

    たらい回し? 肺炎報道に医師苦言

    中村ゆきつぐ

  4. 4

    新型インフル抑えた「過剰反応」

    井戸まさえ

  5. 5

    口頭決裁を認めた森法相に苦言

    早川忠孝

  6. 6

    口頭決裁? 権力の私物化が露呈か

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  7. 7

    なぜ企業に資金が滞留するのか

    ヒロ

  8. 8

    籠池氏への不当な国策判決を批判

    郷原信郎

  9. 9

    肺炎めぐる煽り報道は自制せよ

    青山まさゆき

  10. 10

    厚労省の審議官が船内で問題行動

    文春オンライン

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。