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今注目の児童虐待問題に思う対処療法と予防策両面アプローチが必要では?

みなさん、こんにちは!

児童虐待による痛ましい事故が後を絶ちません。

尊い命を救うためにも、抜本的な対策が求められています。

与野党を超えて、虐待問題に関心が高まっており、様々な動きもでてきています。

児童相談所の機能強化や子どもに対する親の“懲戒権”を含めた民法の見直しなど、児童福祉法と児童虐待防止法の改正案を今国会で提出の予定です。

また、私も一緒に勉強をさせていただいていますが自民党の石崎徹先生を中心とした若手議員(当選3期生まで)による「厳罰化」を考える議員連盟も設立されました。

虐待というのは、一過性のものではなく、継続して精神的、身体的に行われています。にも拘わらず、刑罰が軽いのではないか?という問題意識からです。

参考に石崎先生の発言を↓
石崎氏は虐待加害者について「どんな刑を受けてきたのか、平成に入ってから死刑判決1件、無期懲役判決が2件、懲役30年が1件で、非常に重い刑罰はあまりかかっていない」と指摘し、児童虐待罪を創設し「厳罰化したい」と。

継続性かつ常習性のある虐待に対し、然るべき刑罰を科すのは必要です。これまでの過去の判例を検証し、見直しを行うことは極めて重要であり、早急に取り組む必要があると思います。

一方、「厳罰化による抑止」というフレーズや考え方には私はいささか疑問を感じています。

死刑制度もよく、「抑止力」がうたわれますが、現実問題としては抑止につながっている、という科学的根拠は今まで一度も示されたことがありません。

「死にたかったから殺した」「死刑にしてほしい」という理由で、無差別殺傷事件が起こっていることも、また事実です。

虐待問題に話を戻しますが、厳罰化はあくまでも見合の議論としてすすめるべきと考えます。

抑止、つまり防止のためには、

・望まない妊娠を防ぐためのあらゆる教育の導入(学校における性教育)

・産前産後からの切れ目のない支援

・特定妊婦に対するケアの充実

・妊娠がわかってから産婦健診での“アンガーマネジメント”導入

・健康診断等の未受診家庭へのアウトリーチ

・未就学児童や生徒へのアウトリーチ

“孤”育てにさせないために、産前産後からの様々な支援が必要ではないでしょうか。

また、児童虐待の疑いも含めた通報が近年右肩上がりです。しかしながら、その中で実際に一時保護が必要なケースや重大な事案が比例して右肩上がりかというと、そうは言い切れません。

つまり、通報が増えている=児童相談所などの仕事が増えている、だからこそ向き合うべき案件に割ける時間が限られてしまっている、という課題もあります。

そのためには児童相談所の充足率や、専門性のたかい医師、看護師、弁護士などとの連携が必須です。もちろん、警察との連携の在り方も。また、児童福祉の専門性の担保のためにも資格化も検討されるべきです。

事後対応についても厚くしていくことは大事ですが、まずはどうしたら防ぐことができるのか。

「どうしたら児童虐待をゼロにできるか」と「どうしたら親が健やかに子育てできるか」は同じようで、違うのではないでしょうか。

なぜ?と思うようなむごい虐待を繰り返しているケースもあれば、しつけだと、これが必要な教育だと思って手をあげ、結果として常習化しているケースもあると思います。

目の前で泣き叫ぶ子どもを前にどうしたらいいのかわからない、育児放棄(これも虐待)つながるケースも。

虐待も様々なケースがあります。

その背景も様々です。

結果、つまり、子どもの安心安全健やかな成長のためにも、なぜ痛ましい事案が起こったのか、丁寧な検証が必要です。

そして加害者を罰しておわらせるのではなく、虐待は家族の問題ではなく、虐待は社会全体の問題なんだ、という意識をもって

根本から断ち切る努力、施策が必要です。

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