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結果が違った住みたい街と住みここちランキング。住みここちのいい街は? 吉祥寺は?

 毎年行われている「SUUMO住みたい街ランキング2019関東版」が発表された。順位は昨年と同じだったが、他にも参考にしたいランキングが発表されている。それは、住んでいる街の住みここちをランキングにしたものだ。果たして吉祥寺は?

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■住みたい街ランキング 吉祥寺は3位


「SUUMO住みたい街ランキング2019関東版」のトップ3は、

 1位=横浜
 2位=恵比寿
 3位=吉祥寺

 となり、前年と同じだった。

 注目のランキングとして、「三鷹」が(総合38位→16位、東京都16位→7位)と急上昇していることが書かれている。
 武蔵境は、2017年、2018年にはランキングに登場していなかったが131位となっていた。


 全体的な傾向として、『都心部の街が順位を下げる一方で、都区部周辺の人気エリアが順位を上げる傾向が見られる。
 その背景には、都心部の地価や住宅価格が上昇して、一般ユーザーには身近な存在ではなくなってきていることがあるだろう。それなら、地元の近くで住みやすく便利な街のほうがよいと考えても不思議はない』(SUUMOジャーナル2019年2月28日/山本久美子さん)と指摘されていることは興味深い。

 住みたい街という希望ではなく、現実的な選択肢を考えるようになったのだろうか? 最近になって再開発された街の人気が高まっているように思え、今までランキング上位だからと甘えてならないと思えた結果だった。

■住みここちランキング


 他にも参考にしたい街のランキングがある。それは、大東建託株式会社が株式会社マクロミルに調査委託して行った「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2019首都圏版」だ。
 実際に住んでいる人がどのように感じているかの大規模な調査が行われていなかったことから行われた調査だ。

 内容は、首都圏145自治体の61,319人を調査し、住んでいる「街」の評価結果をランキングにしている。なお、街は駅周辺としての考えられており、駅から徒歩15分以内に住んでいる人が対象者で回答者数が30名以上の駅としている。

 いわゆる住みたい街ランキングに出てくる駅は少なく、希望と現実とは違うと思える結果だった。

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▼総合ランキング

 1位 広尾  東京都
 2位 市ヶ谷  東京都
 3位 北山田  神奈川県
 4位 南阿佐ヶ谷  東京都
 5位 柏の葉キャンパス  千葉県
 6位 恵比寿  東京都
 7位 江田  神奈川県
 8位 築地A  東京都
 9位 都立大学  東京都
 10位 後楽園G  東京都

▼東京都内ランキング

 1位 広尾
 2位 市ヶ谷
 3位 南阿佐ヶ谷
 4位 恵比寿
 5位 築地A
 6位 都立大学
 7位 後楽園g
 8位 代々木公園G
 9位 大岡山
 10位 麻布十番G


 武蔵野市内の3駅の街(駅)住みここちランキングの総合順位は下記だ。

 吉祥寺 70位
 武蔵境 54位
 三鷹 ランク(100位)外
 
 ※駅が隣接する場合は2駅をグループ(G)、3駅以上をエリア(A)で統合している場合あり。

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■20代に武蔵境が人気。吉祥寺より上位


 街(駅)住みここちランキングは、年代別でもランキングを発表している。
 20歳代、30歳代、40−50歳代、60歳以上に分けているが、注目したいのは、武蔵境が20歳代で2位になっていることだ。吉祥寺の11位よりもランクが高い。

 大学が周辺に多いことが理由だろうか? それとも武蔵野プレイス? と想像してしまうが公表されている調査結果だけでは分からない。自治体には詳細データを提供する用意があるとしているので入手して考えてもいいのだろう。回答数はさほど多くはないが参考になりそうだ。

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■住みたい街は、今住んでいる街


 この調査では、住みたい街(駅)の調査も実施している。
 こちらでは吉祥寺が3位となっているが、1位と2位の結果がとても興味深い。

 1位 今住んでいる街(得票率31.30%)
 2位 特にない(11.16%)
 3位 吉祥寺(3.54%)

 結果をどうのように評価するかはそれぞれだが、吉祥寺の人気は、住んでみたいという希望、イメージでしかなく、それほど、多くの人が望んでいないのではないか。本当に住もうと思っていないのではないか。住めば都で、住んでいる街に愛着がわいてくる。住んでみての評価も重視すべきではないか、と思えてしまう結果ではないだろうか?

 ランキングの因子となった調査項目によるレーダーチャートも公表されている。
 このチャートで吉祥寺と上位の街を比較してみると、住みここちを考えるヒントが出てくる。

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 上位と比較すると吉祥寺は、イメージ因子、静かさ治安因子、津波地盤安心因子、行政サービス因子に課題があることが分かる。
 地盤は安定していると言われており津波の心配はほぼないことから、広報の手法に課題があるのかもしれない。イメージ因子も同じだ。静かさ治安は今以上の安全対策が求められるのだろう。

 最も気になるのは、行政サービス因子だ。
 
 行政サービス因子は下記。

・保育園、児童館等の施設の充実度
・小中学校や塾の教育の充実度
・子ども医療費無料等の充実度
・図書館等の公共施設の充実度
・介護施設やデイサービス等の充実度
・病院等の医療機関の充実度
・介護保険等の行政サービスの充実度
・公園や緑地・緑道等の充実度
・スクール・習い事施設の充実度
・フィットネスなどスポーツ施設の充実度
・ゴミ収集の頻度の高さなど

 子どもの医療費とごみ収集は、武蔵野市で今後変更が考えている因子でもある。さて、どうなるか…

 街の住みここちランキング2019<首都圏版>では、行政区(自治体)のランキングも公表している。こちらの分析は後日。

画像、資料は「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2019<首都圏版>」より引用

【参考】
リクルート住まいカンパニー プレスリリース
 SUUMO住みたい街ランキング2019 関東版 総合1位は2年連続で「横浜」 「大宮」が初のTOP5入り(2019年2月28日)

大東建託株式会社 プレスリリース
 「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2019<首都圏版>」 結果発表(2019年2月20日)
いい部屋ネット 街の住みここちランキング2019<首都圏版>

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