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仏、スポーツ「ヒジャブ」論争過熱

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World Hijab Day 2019のプレスリリース 出典:World Hijab Day

Ulala(ライター・ブロガー)

【まとめ】

・仏で、スポーツ用「ヒジャブ」販売に一部議員ら反対表明。

・仏では「ヒジャブ」=女性差別等の理由で反対意見が多い。

・ヒジャブの禁止ではなく、政府が守るべきは「信教と個人の自由」。

【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て見ることができません。その場合はJapan In-depthのサイトhttps://japan-indepth.jp/?p=44437でお読み下さい。】

フランスのスポーツ用品販売大手デカトロンが、スポーツをするイスラム教徒の女性向けに髪を覆うスポーツ用ヒジャブ(スカーフ)の販売を計画したところ大きな波紋を呼びました。議員が製品のボイコットを呼び掛け、デカトロンに500件を超える抗議の電話やメールなどが殺到した結果、消費者のニーズに合わせた商品であると主張しながらも、従業員に危険が及ぶ可能性があることを懸念し、1月まではフランスでは販売しないと発表したのです。

▲写真 デカトロンの店舗 出典:Wikimedia Commons; Henryk Borawski

現在、イスラム教徒は世界の人口の約4分の1を占めると言われており、その数はさらに増加しつつあります。そんな中、イスラム教徒の女性向けの商品は、H&M、ユニクロ、およびデカトロンの大きな競争相手でもあるナイキが販売を始め、追随したデカトロンもモロッコで既に販売を始めたところ、好調だったためフランスおよびその他の国にも販売を始める予定としていました。

しかし、今回フランスでは大きな反発が起き、複数の政治家からの批判と、暴力的な反応に押され販売を断念せざる負えなくなったのです。

アグネス・ブジン社会問題・保健相はこう述べています。

「法律で禁じられていませんが、私が共有することはない女性像です。 私たちの国の価値観と一致しません。フランスのメーカーがビジャブを販売して欲しくない。」(参考記事:RTL

▲写真 アグネス・ブジン氏(中央)出典:AgnesBuzynTwitter

確かに、ナイキがスポーツ用ビジャブを販売したときも、賛否両論はありましたが、販売を見合わせるまで追い込まれはしませんでした。特に近年はファッション界でもビジャブへのイメージは変わってきており、Instagramでは、#hijabinspiration、#hijabstyle、#hijabfashion、#hijaboftheday、#hijabmodernなどのビジャブに関連したハッシュタグが咲き誇っています。また、カナダ、イギリス、スウェーデン、オーストラリア、オランダ、インド、トルコ、レバノンでは、ビジャブをかぶった現代の若い現代女性向けの出版物があります。しかしながらフランスはそれらの情報誌はほとんどありません。こういうことから見てもフランスは、世界で特に、イスラム教徒の女性の服装に反対をしている国とも言えるのではないでしょうか。

■ 仏政府のビジャブに対する3つの主張

なぜフランスはこれほどイスラム女性の服装にかたくななのか?方針を曲げるなくてビジャブに反対する理由は主に3つあります。

1. ビジャブ=女性差別

フランスの主流派の価値観では女性の体を隠す、ヒジャブなどの衣類は女性の自由を制限するものであり、公共の場に出る時に、男性が強制的に身に付けさせているものと言う認識が強いのです。外で女性の顔を隠すのは自由愛でなく、男性への服従の印であり差別的である証。その価値観はフランスでは受け入れられないとする人が多く存在します。

デカトロンの意見に賛同し「イスラム教やベールに執念することは、無意識に共和主義を愚弄している」と言った議員に対し、パリ10区の議員、アン-クリスティン・ラン氏twitterでこう述べています。

「それが服従のしるしと言っているのは私たちではありませんよ。 ビジャブの着用をやめるために世界中の何千人もの女性が戦い、亡くなっています。 啓蒙の国から悪い兆候を発信しています。」

▲写真 アン-クリスティン・ラン氏(左から2番目)出典:Anne-Christine Lang Twitter

また、マルレーヌ・シアパ男女平等担当副大臣も同様な発言をしています。

フランスの声は、世界中の女性に待望されているのです。フランスは、世界中の多くの国々で、自分たちの生活の危険にさらされながらベールをかぶっている勇敢な女性たちにどんなメッセージを送りますか?フランスで、家を出る前にスカーフをして身を隠す以外に選択肢がない少女には、どのようなメッセージを伝えられますか。

▲写真 マルレーヌ・シアパ氏(右)出典:Wikimedia Commons; Nattes à chat

このように自由の国では、女性が服従の印として身体を隠すことは受け入れられない事実であり、またスカーフやベールで身体を隠すこと否定してくれる声を待ち望んでいいる女性たちのために、フランスが行動することを使命ととらえ反対を続けているのです。

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