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IT 復興円卓会議「政治」 6/10

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 IT復興円卓会議「政治」の第6回。
 藤末建三民主党参議院議員、高井崇民主党衆議院議員、世耕弘成自民党参議院議員、池田信夫さん、菊池尚人さん。

光の道

—さて、この番組はIT復興をキーワードとしていまして、「ITで」どうするのかということと、「ITを」どうするのかという部分を議論する場です。今、電波の話が出たので、無線なのか有線なのか等も含めて、「ITを」どうするのか、議論を進めましょう。(中村)

—高井さん、「光の道」構想の現状はどうなのでしょうか。(菊池)

—今回も予算は組んでいます。自民党政権時代の補正予算でかなり予算がずっとついていまして、自治体からの要望は落ち着いてきている状況です。ただ超高速ブロードバンドの整備はまだ進んでいないというところと、利用に関しては全然進んでいません。インフラ整備は90%進んでいますが、利用は30%程度です。この利用の部分を2015年に100%にするというのが原口総務大臣の時の光の道構想です。(高井)

—先日某大手通信キャリア役員の方と話した際、彼は「光の道」という名前をやめて欲しいと言っていました。震災復興の際も、光より無線を優先していますでしょう。ユーザーも光より携帯を使いたいと思っていますよね。従って「光の道」という名前が既に時代錯誤であり、「電波の道」、アメリカでは全米ブロードバンドプランが始まっていますが、ワイヤレスブロードバンドがこれからの主要インフラだという発想の切り替えを是非して頂きたいということを、その方に代わりこの場で申し上げます。(池田)

—もちろん「光の道」には無線も入っています。ただネーミングがちょっとそぐわないという事実はありますが。(高井)

—池田先生にお伺いしたいのですが、電波は周波数の限界がありますよね。ラインには物理的にそれがありません。ですので、将来的にラインは必要になるのではないでしょうか。現在でもバックボーンはラインですし。(藤末)

—それは通信業界の言葉で言いますと中継系の話ですよね。それはもう100%光ですよ。しかしラストワンマイルのところでは、5年以内くらいに光は減っていくだろうと思います。(池田)

—非常に気になっているのですが、我が国において、例えばNTTは会社として、電波とラインが会社として分かれています。これは大きい問題ではないでしょうか。(藤末)

—ですからNTTはもう無線を中心とした会社になるとのことらしいですが。(池田)

—私はそういったNTTの経営形態は、経営者が考えればいいことだと思っています。(世耕)

—NTTの中でも水平分離だというのは全くナンセンスな話で、分離するのであれば固定系と無線系に分け、固定系は売ってしまえばよいのです。世界のキャリアの話を聞いても、固定系の話をするところはもうないですよ。(池田)

—KDDIも無線と有線一体型のサービスを打ち出しています。(中村)

—今アメリカのキャリアにおける収益源は圧倒的に無線で、いかに固定系は売却をするかという話をしている状況です。まずその切り替えをして頂きたい。しかし、世耕さんも仰っていましたが、基幹インフラとして利用するには圧倒的に周波数が足りません。ですので、防災無線の周波数割り当てなどはやめて周波数の整理をし、皆が使える汎用の周波数にしていくことが重要です。周波数オークションは一つの方法に過ぎず、一番大きな目的は大量の帯域を、早く、多くの人に、汎用の帯域として使えるようにすることだと思います。(池田)

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