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【配達ロボット】、フェデックスも実験!ラストワンマイルにロボットを導入する黎明期?



■物流サービス大手のフェデックスは27日、自動走行の配達ロボット「セイムデーボット(SameDay Bot)」を発表した。配達ロボットを開発しているスタートアップ企業やアマゾンなどと同様、「物流のラストマイル」へ実用化に向けたテストを開始する。

電動立ち乗り二輪車のセグウェイを開発したデカ・リサーチ&デベロップメント(DEKA Reserach & Development)と共同で開発されたセイムデーボットは、電動車いすの「アイボット(iBOT)」に似ており、4つの車輪に二つの補助輪を付けた可動部を持つ。

これによりフラットな歩道から急な傾斜、さらには段差のある場所や階段など、人が行ける場所なら基本的にどこでも移動できるようにデザインされている。

車輪の上には前面と背面にディスプレイを設置した縦型のボックスがあり、トップには周囲の環境を把握できるように、光を用いたリモートセンシング技術のライダー(LiDAR)と複数のカメラを搭載している。

セイムデーボットは人工知能(AI)アルゴリズムを利用し、障害物を検知して回避したり、目的地への安全な経路を判断したりすることができるという。

最大100ポンド(約45キログラム)の荷物を運び、最大時速10マイル(時速16キロメートル)で移動することが可能となる。

なお配達物の受け取りには人がいることが前提となっており、置き配は不可となっている。

フェデックスでは提携する大手チェーンストアの顧客の6割が店から3マイル(約5キロメートル)内の場所に住んでいることから、セイムデーボットはローカルの配達に特化して活躍することができるとみている。

パートナーシップを締結したチェーンにはウォルマートやターゲット、ウォルグリーンの他、ピザハットなどの外食チェーンも含まれている。

セイムデーボットはフェデックス本社のあるテネシー州メンフィスで今夏からテストを開始する予定。

 配達ロボットはアマゾンがシアトル郊外でテストを行っている「アマゾン・スカウト(Amazon Scout)」やスタートアップ企業が大学のキャンパス内で実証試験を行っている。

ロボット開発のスタートアップのスターシップテクノロジー(Starship Technologies)の宅配ロボットはヴァージニア州ジョージ・メイソン大学のキャンパス内でピザやコーヒーを配達。

カリフォルニア州ストックトンのパシフィック大学キャンパスでは、ペプシコの菓子や飲み物を移動して販売するロボット「スナックボット(snackbot)」のサービスを行っている。

カリフォルニア大学バークレー校でも昨年からキャンパス内でスタートアップ企業のキウイ(Kiwi)が開発した小型デリバリーロボットを稼働させている。

 大手チェーンストアによるラストワンマイルで自動走行車を使った事例では、ストップ&ショップの自動運転の無人・移動コンビニカー「ロボマート(Robomart)」やクローガーの自動運転車「R1」を使った当日宅配サービス、ウォルマートの自動運転車による配達サービスがある。

 年初からラストワンマイルにロボットのテストを行うというニュースが相次いでいる。どうやら今年は「ロボット配達元年」となりそうだ。

トップ動画:物流サービス大手のフェデックスの配達ロボット「セイムデーボット(SameDay Bot)」のPR動画。4つの車輪に二つの補助輪を付けた可動部で段差のある場所や階段も進むことも可能だ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。以前、「アメリカ小売業から学ぶべきものがなくなった」と言っていたチェーンストア経営者がいました。某大手家電量販店のトップが「アメリカ流通視察で何を学ぶのか?」と疑問を呈することを間接的に聞いたこともあります。当時から後藤は彼らが表面的にしかアメリカ小売業を見ていないと指摘していました。

アメリカのチェーンストアを表面的だけ見ると、お客のことをお構いなしにおしゃべりに夢中になるスタッフやガムをかみながら接客するスタッフ、挨拶もろくにできないスタッフ等を目撃することがあります。売り場では欠品も多いし、店によっては整理整頓がろくにできてない上にかなり荒れていたりします。見るべき視点が幼いから、日本より劣ったところばかりが目に入ってくるわけです。そういえば当社コンサルティングで「日本の流通業はアメリカの5年~10年遅れている」と後藤が言ったことで、参加していた役員をひどく怒らせたこともありました。

⇒コンサルティング初日は、実情をよく分かっていないこともあり年配の役員などは「まぁ、見てやろうか」と上から目線だったりします。なかには初対面にも関わらず「(馴れ馴れしい口調で)後藤せんせぇ~、アメリカ流通業の進んでいるところを見せてくださいねぇ」と私を試すような口ぶりの方もいました。こういった若干高圧的だったり、微妙に見下すような参加者で共通するのは、以前に他の視察研修に参加して「アメリカ小売業は大したものではなかった」と感想を持っていることです。

ただ、そういった「ちょい不遜な態度」は最初だけ。コンサルティングを進めていくと、彼らは腕を組み考え込んでいくのですね。見るべき視点を変えて学んでもらうので、最後には感激して感動するのです。アマゾンゴーのオープン以来、最近はこういった人も少なくなりました。今では「アメリカ小売業から学ぶべきものがなくなった」と言う人はいませんし、相次ぐロボット配達のテスト等、「アメリカ流通視察で何を学ぶのか?」という人はいなくなるでしょう。

 ここ数年間の「ストアアプリ胎動期」に「アプリ決済応用期」に「モバイルオーダー形成期」から、今年はラストワンマイルに自動走行車を導入する「ロボット配達黎明期」になりそうですね。

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