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スペインの若者の失業率のなう・・・とギリシャの公務員率が高過ぎだろって話と、ポルトガルは民間企業の年金が財政赤字補てんにまわってますよって話。

昨日、米国の雇用統計のアップデートをしましたが、今日はヨーロッパ。7年目に突入したこのブログ史上で最長のタイトル。どれも捨て難くって・・・


昨年12月にこんな記事を書きました。
「続・スペインの若者の失業率をご存知ですか?」
http://jovivi.seesaa.net/article/238581248.html

これは同じく昨年の7月に書いたこの記事
「スペインの若者の失業率をご存知ですか?」
http://jovivi.seesaa.net/article/216330358.html
の続報だったんですが、結構反響が大きくて、その後どうなった?って聞かれることが多くて、しかも今はスペインが注目されているので最近は特に結構な頻度で聞かれます。なので、そのアップデートを。

まず、全体の失業率推移。

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ユーロ圏の失業率は上がってきてます。ちょっと落ち着いてたのがまたここに来てぐんぐん上がり始めてて、低下しているのはドイツくらい。ギリシャとスペインの失業率はエライことになってます。20%超えてますからね。ギリシャなんてめちゃくちゃ多い公務員をクビにしてない状態で失業率がこんだけ上がってるんだから、働いている人に占める公務員の比率は更に高くなってるはずです。どんな社会だよ・・・一応今年中に公務員を1万5千人削減するって言ってるけど本当にやるのかどうかも怪しいところです。なんせあの国ですから。

ギリシャの人口が1,132万人で就業者が395万人、失業者が105万人・・・ひどい社会だ。395万人のうち100万人以上が公務員だと言われている・・・言われている、と書くしかないのはギリシャは公務員の数を把握していない国なので。去年調査するって話も出てましたが、結果ってちゃんと発表されたっけ、というくらいの話。他のユーロ圏国民がとばっちりくらうのを嫌がるのも当然の話です。

で、問題の若年層失業率。ユーロ圏各国の25歳以下の失業率はこうなりました。

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うへー。

スペインとギリシャはついに50%を超えました。このグラフやっばいですね。スペインとギリシャはやっぱハンパないっす。で、ユーロ圏全体でも若年層失業率は21.6%と。

ポルトガルもだいぶきてます。35%超えてますから。
タイトルにも書きましたが、ポルトガル政府は去年、一昨年と、国の財政赤字を補てんするために、約束しちゃった財政赤字の削減目標を無理やり達成するために、民間の年金基金を国庫に移管してます。一昨年がポルトガル・テレコムの年金基金が、去年はポルトガル国内の大手銀行4行の年金基金が国庫に移管されました。え?って感じかもしれませんが、これ、凄いことですよ!日本のNTTとメガバンクの社員の年金基金が日本政府の財政赤字補てんのために国庫に移管されます、なんてことになったらと考えてみてください。腰抜かしますよね。

で、その移管された年金は一旦国庫の腹に入り、国の臨時収入として財政赤字の削減に寄与して、ポルトガルは晴れて他の国に、どうだ!見たか!財政赤字削減したぞ!と威張ったと。威張れないから。

で、気になるのはその年金どうなるのよって話ですよね。
vもちろん、あくまでも「移管」ですから。あ・く・ま・で・も、移管です。強奪したわけじゃありませんからね。移管しただけです。移管された年金は移管先の国がちゃんと払いますよと。年金用に貯めてたお金を国に移管して、国が「責任をもって」運用していって、国がちゃんと年金を払いますよと。

ところで、その年金の運用ってどうなってると思いますか?年金の大半の投資先はもちろん自国国債、つまりポルトガル国債なわけで・・・ざわざわ・・・鳥肌たってきますよね。ね、凄い話でしょ?もちろんポルトガル国債は皆さんご存知のようにめちゃくちゃ価格が下がったわけで、そのおかげで年金の原資はどんどん目減りしていき・・・って話です。大丈夫時価評価しないから、って?満期になれば国が満額きっちり耳を揃えて払うのが国債ですから、って?国ってポルトガル政府のことですよね。その時になったらまたどっかの年金基金のお金を移管して国債を償還するんですかね。

そんなポルトガルの国債を「今後も分配金の原資をしっかりと確保して安定的に分配金をお支払していくため、比較的利回りの高いポルトガルをファンドに組み入れました」とか高らかに宣言してガッツリ買って、メチャクチャ下がって慌てて売却してた大きな先進国債券ファンドもありましたけどね。高い分配金を払うためにポルトガル国債を組入れって・・・その話読んだ時には思わずのけぞりましたけどね。私は腰痛持ちなんでギックリ腰になるといけないんであんまり驚かせないでほしいんですが・・・

投信は分配金なんて出せないようにすればいいのに。

先週行われたスペイン国債の入札も結構やばかったです。入札結果は発行目標ギリギリ下限でした。応札倍率も3月の半分以下。利回りも3月と比べて1%くらい上がりました。2日にラホイ首相が、前政権がEUと取り決めた財政赤字削減目標を達成できないとの見通しを示してから、スペイン国債の価格は6%以上下落し、既発の10年国債利回りは5.7%まで上がってます。この結果を見てのラホイ首相の発言、「スペインは極度に困難な状況に直面している。もう一度言う、極度に困難な状況だ。それを認めない人間は自分を欺いている。」

だそうです。

というわけで背筋も凍るヨーロッパの話でした。マジでホラーですよ。
またアップデートしますね。

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