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- 2011年06月30日 08:54
冤罪デパート大阪地検が、次の標的にした羽賀研二
2/2暴力的な取り調べを受けた羽賀研二
そして、こうした理不尽な裁判が何故行われているのかと言えば、羽賀研二の事件が、組織暴力(ヤクザ)を取り締まる大阪府警四課によるものだからと、前回のシンポジウムでデビュー?した元暴言検事こと市川寛弁護士が詳細に解説してくれた。
前回のシンポジウムで正に彼が言っていた「ヤクザと外国人には人権が無い」という歪んだ検察の常識を地でいったような事件なのだ。実際、羽賀研二は取り調べの最中に蹴りを入れられたり、髪を掴まれて振り回されるなどの暴力行為を何度も受けたという。
それにしても、無罪の決め手となった弁護側の証人を偽証罪で起訴することまでして、この事件を強引に有罪にしたてようとした検察の姿勢は何に起因しているのだろうか?
それは、この事件の所轄が大阪地検であったからに他ならないだろう。
つまり、村木厚子さんの冤罪事件に続き、羽賀研二のように知名度の高いタレントの裁判で負けて、結果的に強引な立件や操作手法が問題化すれば、東日本大震災の発生で、せっかく検察問題からそれていた世間の目が、再び検察や大阪地検の上に注がれ、元の木阿弥になりかねない、だからこそ、この事件はなりふり構わず何としても有罪にしなくてはならなかったのである。
シンポジウムで羽賀研二は、自分の無実を証明するために証言台に立ち、逆に偽証罪で起訴された歯科医師のことに話がおよんだ時、思わす声を詰まらせ涙ながらに訴えた。
「詐欺や恐喝は断じて行っていないが、結果的に私がこうした立場に追い込まれたのは、一攫千金をねらった罰だと個人的には猛省している。でも、真実を証言してくれた徳永先生(歯科医師)まで罪人の立場においてしまったことは本当に申し訳ないと思っている。私のことはともかく、どうか皆さん徳永先生を救ってください!」
二審では、この徳永歯科医師の証言が偽証ではないことを示す別の証人も証言台に立ち、不動産会社差長が未公開株の元値をあらかじめ知っていたことを裏付ける証言を行ったが、なぜかこの証言が証拠採用され判決に反映されることはなかった。
証言の核心とは関係ない言葉尻を捉えて偽証罪で起訴
しかも、歯科医師が偽証罪に問われたのは、不動産会社社長が未公開株の元値を知っていたという証言の核心にかかわることではなく、羽賀研二との関係を「知人」と述べたことに対して、この医師が羽賀の結婚式などに出席していることなどを持ち出し、知人以上の関係にあったとし、「知人」と証言台で述べたことが偽証とされたのだ。
正に言葉尻を捉えられて無理矢理、偽証罪に仕立て上げられたとしか言いようがない。歯科医師の証言を補強する別の証人がいたにもかかわらず、そのことは顧みられることはなく、この言葉尻を捉えた起訴によって徳永歯科医師は偽証を行ったとされ、証言者としての信憑性を崩されたことにより、羽賀研二も無罪から一転有罪となってしまったのだ。
村木厚子さんの冤罪事件をめぐり、大きな社会的批判を浴びた大阪地検だが、その冤罪をつくりだす体質、やり口は今も何も変わっていない。



