記事

ミャンマーの民主化は本物か

ミャンマー連邦議会の補欠選挙で、長年自宅軟禁状態におかれていたアウンサン・スー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)が圧倒的勝利をおさめるなど、ここに来てミャンマーの民主化が強調されているが、果たしてこの動きは本物なのか。

確かに、22年間政治参加を認められていなかったNLDが連邦議会に議員を送るなど、ミャンマー政治に大きな変化の兆しはある。しかし、

ミャンマーでは依然として議会の4分の1の議席は軍によって予め占有され、憲法改正には議会の76%以上の賛成を必要とするなど、事実上の軍政が続いていることに変わりはない。また、言論の自由も制限され、政治犯の数は依然として1000人を超えるなど、真の民主化とは程遠い状態にある。

更に気がかりなことは、経済不振にあえぐ米国をはじめとする先進国の間で、アジア最後の未開拓地といわれるミャンマー市場への進出を窺う動きが活発化していることだ。

実質を伴わない形だけの民主化でも、これを過大に評価し、制裁措置を緩和する動きが広まりつつある。乗り遅れてはならぬとばかり日本でも、経済界を中心に官民一体となったミャンマーシフトが敷かれ始めている。

ミャンマー民主化の本物度と日本の対ミャンマー政策のあり方を、ジャーナリスト神保哲生と社会学者宮台真司が議論した。

あわせて読みたい

「ミャンマー」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。