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会社が儲かっても給与は上がらない

4月に新社会人になったばかり人も多いと思うので、今日は簡単な論理的思考力の トレーニングをしようと思う。
ちょうどブロゴスに適当な教材も転がっていた。

06年頃に「日本企業、続々と過去最高益更新」「バブル以来の求人数に」などという ニュースがしばしば流れていたのを記憶している人も多いだろう。
実際、景気は良かったのだ。一方で、労働者の賃金は必ずしも上がってはいない。


どうも一部の人達は、この点をもって 「労働者が階級闘争に敗れたせいだ!」と思ってしまうらしい。
そして、そういう先進国共通の現象を引き起こした価値観が“新自由主義”ということらしい。
だから、法律という武器で階級闘争を労働者に有利にしろ、つまり、賃下げや解雇を もっと強く禁じ、非正規雇用は正社員化を強制しろというロジックを展開しているようだ。

派遣法改正や有期雇用規制を推し進める民主党政権は、ある程度はこの流れに沿って 動いているように見える。


ただ、この考えにはグローバル化という観点が抜けている。
海の向こうに、同じパフォ-マンスの仕事を半分の価格で出来る労働者が存在すれば、 その仕事の値段は下がる。それだけの話だ。

「本来、労働者に払われるべき賃金」なんてものは存在しない。 労働もその他の製品と同じ商品であり、相応しい対価が支払われるだけだ。
そして、その値段を決めるのは市場である。

だから、値段を上げるためには、自分で一生懸命頑張って価値を上げるしかない。
端的に言うと、日本人の賃金が下がり続けているのは、日本人自体の努力が足りないというのが理由である。

「そんな冷たいことを言うな」と思う人もいるかもしれないが、そういう人は自分が お金を分配する立場になって想像してみよう。
街の牛丼屋さんで、一杯300円の牛丼を食べたとしよう。
店を出ると、赤いのぼりを立てた牛丼ユニオンの人達がシュプレヒコールを上げている。
「我々従業員に適正な賃金を支払うためには、一杯1000円支払われるべき。
消費者に対する階級闘争貫徹!」

きっと普通の人ならこういうだろう。
「僕に千円要求する前に、まず千円出したくなるような新商品を開発したまえ」 というわけで、“階級闘争ごっこ”なんてやってる暇があったら、勉強してスキルアップ する努力をするといい。
人生は前向きに生きてこそ価値があるものだ。



※筆者も国民全員が努力で賃金水準を維持し続けられるとは思わない。
 とはいえ、20年前よりお金を使わずに豊かな暮らしが送れるようになっているのも事実だ。
 これもまたグローバル化の結果である。

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