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NY市場サマリー(25日)

[25日 ロイター] - <為替> 終盤の取引で、安全資産であるドルと円が下落。トランプ米大統領が3月1日としていた中国製品への関税引き上げ期限を延期すると表明したことを受け、リスク選好の動きが強まった。[nL3N20J12W]

この表明を受け、円は対ドル、対ユーロで2カ月ぶり安値に下落。世界の株式市場が上昇したほか、リスク通貨である豪ドルやニュージーランド(NZ)ドルも買われた。

新興国通貨では南アランド<ZAR=>が1.4%高の1ドル=13.8495ランドとなり、対ドルで最も上昇した。

終盤のユーロ/円<EURJPY=>は0.7%高の126.255円、ドル/円<JPY=>は0.4%高の111.11円。

オフショア人民元は<CNH=>は一時1ドル=6.6737元と昨年7月中旬以来の高値を付けた。

豪ドル<AUD=>は0.6%高の0.7175米ドル、NZドル<NZD=>は0.6%高の0.6880米ドルだった。

ユーロ<EUR=>も対ドルで上昇。0.2%高の1.1363ドルだった。

<債券> 国債利回りが上昇。今週は財務省による国債入札が相次ぐため持ち高を減らす動きが出たことに加え、トランプ大統領が対中関税の引き上げを延期すると発表したことで安全資産に対する需要が低下したことが背景。

米財務省はこの日、400億ドルの2年債と410億ドルの5年債を含む、総額1680億ドルの国債・財務省証券の入札を実施。

終盤の取引で10年債<US10YT=RR>利回りは1.8ベーシスポイント(bp)上昇の2.6734%。2年債<US2YT=RR>利回りは2.1bp上昇の2.5120%。

今週は26─27日に連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が議会証言を実施。FRBの経済と金融政策の見方を探ろうと注目が集まっている。

パウエル議長を含むFRB当局者は利上げに忍耐強くある姿勢に支持を表明。金利先物市場ではFRBは年内利上げに動かないとの観測が織り込み済みとなっている。

財務省は26日に320億ドルの7年債入札を実施する。

<株式> 続伸。トランプ大統領が中国製品に対する関税の引き上げを延期すると表明し、両国は通商合意にかなり近づいているとの見解を示したことが背景。

ただ主要株価3指数はいずれも、日中高値からは大幅に失速して終了。これらの指数は、米中通商協議への期待やFRBのハト派シグナルなどを背景に数週間にわたって上昇してきたことから上値が抑制された。

S&P総合500種の主要11セクターでは7セクターが上昇。S&P金融指数<.SPSY>は一時1.4%急伸していたが終盤に失速、0.4%高で引けた。

S&P情報技術指数<.SPLRCT>は0.5%高、フィラデルフィア半導体指数<.SOX>は0.8%高。半導体メーカーは中国へのエクスポージャーが大きい。

S&P工業指数<.SPLRCI>は0.4%上昇した。ゼネラル・エレクトリック(GE)<GE.N>が10.8%高と指数の上げを主導。GEはバイオ医薬品事業を医療機器メーカーのダナハー<DHR.N>に214億ドルで売却すると発表した。ダナハーは8.2%高。

一連の合併・買収(M&A)も市場の地合いを支援。スイスの製薬大手ロシュ<ROG.S>が、遺伝子治療法開発会社スパーク・セラピューティクス<ONCE.O>を43億ドルで買収すると発表したことを受け、スパークは120%の大幅高となり、ナスダック・バイオテクノロジー指数<.NBI>を押し上げた。同指数は2%高。

決算発表を控えたホーム・デポ<HD.N>はさえない住宅市場への懸念から1.3%安。

<金先物> 投資家のリスク選好意欲が高まる中、安全資産とされる金には売り圧力がかかり、小幅に反落。中心限月4月物の清算値は前週末比3.30ドル(0.25%)安の1オンス=1329.50ドル。

トランプ大統領が中国製品に対する関税の引き上げを延期すると表明し、両国は通商合意にかなり近づいているとの見解を示したことから、米株相場が続伸。投資家のリスク選好意欲が拡大する中、安全資産とされる金は売られやすい展開に。

早朝にかけて対ユーロで軟化していたドルが強含みに転じたことも、割安感の後退で金売りを誘ったもよう。ただ、翌26、27両日にはパウエルFRB議長による議会証言が予定されており、投資家の間で証言内容を見極めたいとの思惑が強まったことから、持ち高調整による買い戻しなども入り、下げ幅は限定的だった。

<米原油先物> トランプ大統領による石油輸出国機構(OPEC)へのけん制発言を受けて売りがかさみ、大幅反落。米国産標準油種WTIの中心限月4月物の清算値は前日比1.78ドル(3.11%)安の1バレル=55.48ドルだった。5月物は1.83ドル安の55.92ドルとなった。

トランプ大統領は25日朝、「原油価格は高過ぎる」とし、「OPECには気を楽にしてもらいたい。世界は価格上昇を受け入れることができない」とツイート。OPEC主導の協調減産を事実上けん制したことから、世界的な需給均衡への期待が後退し、原油は売りにさらされた。トランプ氏はこれまでもOPECの動きを再三にわたってけん制している。前週末には約3カ月ぶりの高値を付けていたこともあり、この日はその反動から利益確定の売りも誘発されたもよう。

トランプ氏がOPECについてツイートする前は、米中貿易協議で一定の前進が見られたとの報道や、米国によるベネズエラとイランへの経済制裁がもたらす供給不安などを背景に、原油相場はおおむねしっかりに推移していた。

ドル/円 NY終値 111.06/111.07 <JPY22H=>

始値 110.72 <JPY=>

高値 111.23

安値 110.69

ユーロ/ドル NY終値 1.1358/1.1360 <EUR22H=>

始値 1.1364 <EUR=>

高値 1.1368

安値 1.1337

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 99*12.50 3.0311% <US30YT=RR>

前営業日終値 99*19.00 3.0210%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*20.00 2.6680% <US10YT=RR>

前営業日終値 99*23.50 2.6550%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*02.75 2.4812% <US5YT=RR>

前営業日終値 100*04.75 2.4680%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*31.38 2.5099% <US2YT=RR>

前営業日終値 100*00.50 2.4910%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26091.95 +60.14 +0.23 <.DJI>

前営業日終値 26031.81

ナスダック総合 7554.46 +26.92 +0.36 <.IXIC>

前営業日終値 7527.55

S&P総合500種 2796.11 +3.44 +0.12 <.SPX>

前営業日終値 2792.67

COMEX金 4月限 1329.5 ‐3.3 <GCv1><0#GC:>

前営業日終値 1332.8

COMEX銀 3月限 1583.0 ‐8.4 <SIv1><0#SI:>

前営業日終値 1591.4

北海ブレント 4月限 64.76 ‐2.36 <LCOc1><0#LCO:>

前営業日終値 67.12

米WTI先物 4月限 55.48 ‐1.78 <CLc1><0#CL:>

前営業日終値 57.26

CRB商品指数 181.7499 ‐2.3105 <.TRCCRB>

前営業日終値 184.0604

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