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クラフト・ハインツの統合に「払い過ぎた」、バフェット氏認める


[25日 ロイター] - 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏(88)は25日、食品大手クラフト・ハインツ<KHC.O>の統合に「払い過ぎた」との認識を示した。同時に保有株を手放すつもりはないとも強調した。

同氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ<BRKa.N>は2015年当時、クラフト・フーズとH.J.ハインツの合併の際、3Gキャピタルとともに資本参加。双方は統合会社の約半数の株式を取得した。バークシャーの出資比率は26.7%。

ところがクラフト・ハインツは前週、「クラフト」「オスカー・マイヤー」などの商標に関連し、のれん代の減損処理費用として154億ドルを計上したことを発表。この影響でバークシャーも30億ドル程度の減損処理を強いられる格好となった。バークシャーの第4・四半期の赤字額は254億ドル相当に膨らんだ。

バフェット氏はCNBCのインタビューで「われわれはクラフトに払い過ぎた」とした上で「クラフト・ハインツを巡り、いくつかの点で判断を誤った」と認めた。

同氏はバークシャーがいくら払い過ぎたのかは明らかにしなかったが、市場はこのニュースに「かなり正しく」反応した可能性があるとの見方を示した。

ただ、バークシャーの出資を拡大もしくは縮小させる「つもりはまったくない」とし、引き続き3Gとの協業を継続すると明言した。3G共同創業者のジョージ・パウロ・レーマン氏については「傑出した人間に間違いない」と評価した。

3Gは毎年コストを白紙から総点検する「ゼロベース予算」をクラフト・ハインツに要求している。こうした緊縮予算は会社のスリム化にはつながる一方、魅力ある商品開発やブランド力の強化には逆効果になりかねない側面も持ち合わせている。ただバフェット氏は3Gがクラフト・ハインツへの投資を渋ったとは考えていないとした。バークシャーは同社の日々の経営に関与していない。

クラフト・ハインツは減配に加え、会計慣行を巡り米証券取引委員会(SEC)から召喚状を受け取ったことも明らかにしているが、バフェット氏は召喚状について、発表の7―10日前に認知していたとした。

クラフト・ハインツは「フィラデルフィアクリームチーズ」や「ジェロー」など数々の加工食品ブランドを保有する。こうした戦略が消費者の健康志向トレンドに乗り遅れているのではとの指摘について、バフェット氏はそうした声を認識しているとする一方、むしろネット通販大手のアマゾン・ドットコム<AMZN.O>やウォルマート<WMT.N>、コストコ・ホールセール<COST.O>などの脅威の方が大きいと表明。強力なブランドは「ウォルマートやコストコと肩を並べる」ことができるが、反対に脆弱なブランドは競争についていけないとし、「価格決定力は変化しており、重大だ」と語った。

ヘッジファンドのシーブリーズ・パートナーズ・マネジメントの創業者、ダグ・カス氏は「バフェット氏は大幅に支払い過ぎた」とし、「バフェット氏が自身の投資で描いてきた砦は傷ついた」と述べた。

*内容を追加しました。

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