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アングル:ロンドン外為市場、英離脱懸念でポンド取引高が低迷


Saikat Chatterjee

[ロンドン 21日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡る交渉が長期化する中、ロンドン外国為替市場におけるポンド取引の出来高が長期平均を大きく下回る水準で推移している。長期の投資家やソブリン筋が、危機的状況が終息するまで様子見姿勢を取っているためだ。

ポンド取引の出来高減少は、英国資産の売買に投資家が及び腰となっている状況を浮き彫りにしており、ポンド相場の不安定な動きに寄与している可能性がある。市場関係者の多くは、ここ数週間で比較的小さな材料にポンド相場が過剰反応しやすくなっている原因として、流動性の減少を挙げている。

イングランド銀行(中央銀行)のデータによると、同市場でのポンド/ドル<GBP=>の出来高は2018年10月までの半年間に3240億ドルとなり、18年4月までの半年間の3510億ドルから減少した。

また同市場におけるポンド/ドル取引のシェアは昨年10月までの半年間で12.4%と前期の12.9%から低下。またブレグジット関連の報道に最も影響を受けやすいユーロ/ポンド取引のシェアは、2016年6月の国民投票前の2.6%から2.5%に下がった。ユーロ/ポンド取引のシェアは、16年10月のピーク時には2.9%となっていた。

ユーロ/ポンド<EURGBP=>取引のシェアは、ロンドン市場でドル/人民元のオフショア取引が占める2.8%さえも下回った。ドル/人民元取引のシェアは16年時点の約2倍に上昇している。豪ドルと円のシェアも、それぞれ5.1%と12.2%に増えた。

一方、ポンド相場の変動をヘッジするために金融派生商品(デリバティブ)市場を利用する投資家が増えている。

ロンドンの欧州系銀行でトレーディング部門を率いる幹部の話では、ポンドはブレグジット関連の報道に一段と影響されやすくなっているため、企業や一部の機関投資家は通貨のスポット取引よりも先渡し取引やスワップ取引を利用しているという。

CLSのデータによると、例えばポンドのスワップ取引の出来高は今年1月に2020億ドルとなり、前年同月の1880億ドルから増加。ユーロ/ポンドのスワップ取引高は27%増の240億ドルとなった。

CMEグループが運営するプラットフォームでのユーロ/ポンド先物の1日平均出来高は、2月初頭の1500枚から今週には約5000枚に増えている。

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