- 2019年02月22日 14:54
芸能界に転換点 ZIGGY森重樹一氏登場!
2/2また、エアロスミスのスティーブン・タイラーも、私財をなげうって児童養護施設の子供たちの援助を行っているが、この活動に関しても自身の依存症からの回復の経験を語り、依存症やその他の原因で困っている人を助けたいと語っている。
アルコールとギャンブルの依存症に苦しんだベンアフレックは、自らの治療経験について「自分がなり得る最高の父親として生きたいのです。子どもたちには、必要な助けを求めることは恥ずかしいことじゃないと知ってほしいし、助けが必要なのに、最初の一歩を踏み出せずにいる人の力になってほしい」と思いを語っている。
このように欧米と日本の芸能界のあり方では雲泥の差があり、我々依存症の当事者・家族は長い間日本の芸能界の依存症に対する扱いに長い間絶望していたが、そこに彗星のごとく現れたのがZIGGYの森重樹一さんだったのである。森重さんは、自身のアルコール依存症の体験について語られただけでなく、自助グループでのリハビリの経験にまで包み隠さず告白されたので我々は仰天したのである。
まさにZIGGYの森重さんは、自分を受け入れ、語れる強さをもっている。
そもそも依存症者に限らず、多くの人は自分が誰かの助けを借りて生きているなどということは認めたくないし、口が裂けても言いたくない。ましてや依存症の理解がない日本の芸能界に身を置く人が、「自助グループでリハビリプログラムを受けた」と語ることは非常に勇気がいることではないだろうか。全く無名の一民間人の私だって、かつては親しい人達にも自助グループのことはひた隠しにしていた。「そんな惨めな人達と同類にされてたまるか!」という気持ちがあったのだ。
ましてや芸能人が、「同じ経験をした仲間からの支援はかかせない」と公表できるということは、よほどご自身に対して確固たる自信と、回復者としての誇り、そして他者の助けになるという友愛の精神がなければ出来ないことだと思う。
これまでにも何度か芸能人が「仲間」となった瞬間はあった。けれども殆どの人は続かなかったり、依存症となったことをひた隠しにしていたり、もしくは芸能界からの引退を余儀なくされていた。
ところが森重さんははじめて、欧米の芸能人並みに依存症であること、自助グループのメンバーであることを公表し、その上で再び芸能界に復帰を果たし、活躍している唯一の芸能人である。我々が、どれほどこの回復の王道を行く著名人の出現を待ち焦がれていたかお分かり頂けるであろうか。
芸能界、芸能人の影響力は絶大である。
私たちは長きに渡って、海外アーティストたちの誇り高き回復者の姿を追い求め、「いつか日本も欧米のように・・・」と、希望を託してきたのである。
そしてついにZIGGYの森重樹一さんが顔をあげ恥じることなく、私たちをまっすぐに「仲間」と呼んでくれたのである。そして立ち上がった森重さんは、新メンバーと2017年に新曲を発表、そして全国ツアーを開始したのである。
森重さんは、インタビューでこのように語っている。
「スティーブン・タイラー、エリック・クラプトン、リンゴ・スターという僕のヒーローがドラックやアルコールを断った経緯がモチベーションになっている」(参照:時事ドットコム)
こうして森重さんは私たちのヒーローとなり、希望の灯をともしてくれたのである。
愛知県のイベントでは、熱狂的森重ファンが最前列を陣取り、盛り上がりを見せた。
このライブとトークショーは今週末大阪でも開かれる。
ZIGGYの名曲「GLORIA」は、OVER40thであれば、何度も耳にしカラオケで熱唱した人も多いであろう。GLORIAのサビの歌詞にはこうつづられている。
“GLORIA、I NEED YOUR LOVE
お前の熱いHEARTでLONELY NIGHTもう二度と見せないで”
まさに森重さんの熱いHEARTで、私たちは日本の社会で片隅に追いやられる孤独から救われたのである。
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