- 2019年02月22日 11:57
東京五輪を目前にバイトテロが吹き荒れる2019年 - 劇作家・朝倉薫
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コンビニの学生アルバイトがアイスケースに入った写真をSNSに投稿して大騒ぎになり、経営する会社が陳謝する事件があったのは確か5、6年前だった。
あれからSNSはさらに拡大し、今や簡単に動画をアップ出来る時代になったが、肝心のネットリテラシーは言葉だけが浸透して、相変わらずアルバイトの浅はかな動画アップが後を絶たない。
最近ではくら寿司の(厨房のまな板で捌いた魚をゴミ箱に捨てて拾い直してまな板に置いた動画)事件があり、アルバイトとその家族は若気の悪ふざけでは済まなくなったようだ。
くら寿司側は一夜にして20億円の損害を被り、アルバイトを民事刑事事件として訴訟するという。バカな動画をアップしたアルバイトくんは、一夜にして人生を借金返済に費やすことになってしまったわけだ。
真っ当な時代、というが、人類の歴史で真っ当な時代があったことなど一度もない。人類は過ちを繰り返し、試行錯誤しながら発展してきた。宇宙の歴史138億年から比べたら文明と呼べるのはわずか数千年だ。
人類の歴史にはさまざまな戦争や疫病、虐殺や天変地異が記されている。遺伝子を調べれば地球の総人口が1万人まで減ったこともあるらしい。我々が想像することも難しいような暗黒時代が何度も繰り返されてきた。
今だって、核爆弾や原発事故で一瞬にして世界は崩壊する危険をはらんでいる。
誰かが真面目にネットリテラシーを教育すべき
2045年には人工知能が人間を凌駕すると言われているらしい。おそらくインターネットの発達はその前哨戦に位置付けられている。たぶんネットリテラシーという言葉はそこに生まれた。
僕が思うに、インターネットを使いこなせなければ、たぶん人類はAIに勝てず支配されてしまうからだ……と、憶測しか言えないのは、ぼくは既にインターネットを使いこなせない側の人間だからだ。
はるか昔、1万人まで人口が減ったあたりで人類は裸から着物を着るようになり、ポケットに秘密を隠した。その長い長い歴史が覆され、また丸裸になる時代がやってくるのだ。知られなければ済んだことが、全てさらけ出されて剥き出しになる。好奇の目、憎悪の目が注がれる。生贄は袋叩きにされ、情報社会から抹殺される。まるでSF映画のような時代が目の前にある。
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