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デフレ時代を生き抜く ハイパー節約術!!

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AKB48 仲俣汐里 (撮影:野原誠治)
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わかっているようでわかっていない経済の問題を経済アナリストの森永卓郎さんが、噛み砕いてわかりやすく伝える番組、森永卓郎のBLOGOS経済塾。

深刻なデフレ不況に陥っている日本。景気低迷を打破するために、野田政権もあの手この手を尽くしていますが、社会福祉と税の一体改革において、消費税増税が掲げられ、これがもし成立した場合、経済が益々冷え込むとの指摘もあります。

とはいえ「“デフレ”って物価はドンドン安くなって、一般庶民にはいい面もあるのでは・・・」なんて思っていたら大間違い!
庶民にとって「デフレ」というものが、どういう意味を持つのか!?「デフレ」でおいしい思いをするのは、誰なのか!?

庶民が知らないデフレの真実を、森永さんが多いに語りつくしました!
オープニングトークでは、今話題の“あの経済ニュース”について、森永さんからこんな意見が・・・

AIJ企業年金消失問題のキーワードは“イギリス”

小口:AIJ投資顧問の話。企業年金の資産、2000億円余りの大半をなくしちゃって。顧客に嘘の運用実績を伝えていた。最近よく耳にするこの事件ですが・・・。

森永:この「AIJ」というのが何をやっていたかというとですね。中小企業が「老後のお金を運用してください!」って言って預けてる厚生年金基金っていうのがあるんですけど。AIJがその大部分を消しちゃったんです。

小口:消しちゃったって・・。手品じゃないんですから。

森永:手品じゃないんですけど(笑)いま、新聞報道で出ている資金の流れは、まずこのお金がケイマン諸島ってところに行くんです。でその、ケイマン諸島からバミューダ諸島へ。で、そのバミューダ諸島から香港のイギリス系の銀行が管理していたというルートがわかったんですね。では、ここで問題です!この資金のルートに共通するキーワードは何だと思いますか?

仲俣:資金のルートに共通するキーワード? ヒントは?

小口:早いな(笑)もう少し考えようよ!

仲俣:う~ん・・・わからないです。。。

森永:ケイマン諸島って、どこの国だか知ってます?

仲俣:えっ、どこだろう?

森永:実は、ケイマンもバミューダもイギリス領なんです。つまりね、ケイマン諸島、バミューダ諸島、香港って資金がまわってますけど。香港も昔、イギリス領だったんですね。しかも、今回資金を管理していたのは、イギリス系の銀行だった。じゃあなんで、全部イギリスかっていうことなんです。実はですね、世界のタックスヘイブン。タックスヘイブンというのは「租税逃避地」といわれることも多いんですけど。ここは、税金がかからないだけじゃなくて、資金の出所を絶対に隠すっていう鉄の掟があるんです。

小口:それは、CIAが来ようが、FBIが来ようが?

森永:そうそうそう。のらりくらりと交わして、その間に資金を逃がすと。イメージとしては漫画の「ゴルゴ13」。ゴルゴ13っていうのは、スイス銀行に金を預けると、お金の出所については一切口をつぐむ。スイス銀行って銀行は実はないんですが、それと同じことをやってるのが、このタックスヘイブンなんですね。ケイマンやバミューダはそれをやってるわけです。それで、実はそこに色んなお金が集まる。「麻薬のお金」とか「脱税のお金」とか「北朝鮮の秘密資金」とか、色々得体の知れないお金がうごめいていて。そこで「略奪」と「詐欺」と「賭博」が行われてるんですね。だから、マネーゲームの巣窟なんです。

それで、AIJのお金はそこに行っちゃったわけですよ。募集のパンフレットには「20%でまわります!」って書いてあるんですけど、真っ当な金融やっていたら、そんな金利はつくはずがないんですけどね。ただ、マネーロンダリングの温床(ケイマン諸島やバミューダ諸島など)の中では、お金の奪い合いをやってるような世界なんで、ありうるんです。なんでイギリス系かっていうと、イギリスっていうのは一流国なんで、ヤバイことや汚いことはできないんです。でもその手下がいて、そこは危ない仕事にも手を出す。そしてさらに下には、もっとヤバイ仕事をする人がいて、イギリスはそういう国から上納金を得るという国債金融市場の構造になってるんです。ちなみにイギリスがブラウン政権の時は、税収の3割が金融業者からの納税だったんですね。

小口:3割!?

森永:でも、ロンダリングされるんで、イギリスに入ってくるのはキレイなお金。ところが現実に、お金が動いているところは鉄火場になっている。(AIJは)そこにお金を突っ込んじゃった。これはいけないと思うんです。なぜかって言うと「老後の資金で博打やっちゃダメでしょ」って。そう思いません?例えば、しおりんが年金の保険料払ったら、日本年金機構の職員がその金つかんで、東京競馬場に行って「3連単」に賭けたらどう思いますか?・・・っていう話なんですよ。

仲俣:それはイヤですね。

森永:イヤでしょう!でも“それをやっていい”っていう規制緩和をしちゃったわけですね。

小口:あっ、それって国の規制緩和なんですか?

森永:そうです。昔はダメだったんです。投資顧問業なんかに金を集めちゃ。それをいいようにしちゃったっていうのが、私はそもそもの誤りだと思うんですけれども。

小口:中小企業の多くの年金用のお金が消えちゃったわけですから。どうなってくるんですかね、これ?

森永:どうなるのかっていうのは、よくわからないんですよ。基本的には、企業が穴埋めしなくちゃいけないんですけど、中小企業なんで「損の穴埋め」なんてする余裕がないんですよ。どう始末をつけるのかっていうのが、よくわからないんですよね。 でもこれ、実は元々の原点は、アメリカの「エンロン」って会社なんですよ。ガスとか電気を売ってる会社なんですけど、エネルギー事業の自由化っていうのが進んで、電気とかガスも「先物」が売れるようになったんです。いま電気供給してりゃいいのに、先物の電気が売れるようになった。

そのうちですね、「買う権利」とかまで売りに出して、わけわからなくなって。全部マネーゲームで、ドンドン会社の売り上げを大きくして、そのマネーゲームの損失は、手下であるおよそ3000の「投資事業組合」に全部隠した。自分だけピカピカの決算書を作って、またさらに資金を集めて、最後にドカーンとバブル崩壊っていうのをやったんですけど。これがあの「オリンパス事件」と全く同じ構造になっている。

だからさっきいった「闇社会」の「原点」は「エンロン」からはじまってるんですけど、この「エンロン」のCEOが懲役20年ぐらいで済んじゃったんですね。本当は一番悪いCFO(財務責任者)は、もう刑務所からでてきちゃったんです。ここで厳罰を下せなかったわけですが、そのあとドンドン罪が軽くなっていって。リーマンショックの時に悪いことやったやつは、1人も逮捕されてないんです。

小口:あの人たちって給料もらい逃げ?没収とか、資産を抑えられるとか?

森永:「エンロン事件」っていうのはおもしろくってね。取締役とかの偉い人は、自社株をストックオプションでもらってたんですけど、それを捜査が入る前に全部売り抜けて、何百億円という巨万の富を得たんです。一方、従業員もストックオプションで株にしていた人がいるんですけど、会社が「従業員は株を売っちゃダメ」って言ってので、従業員は自社株と共に倒れて行くという、「世の中怖いな~」という事件だったんです。

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