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【トランプの壁vsカリフォルニアの鉄道】

厳しい環境政策、寛容な移民政策大麻の全面解禁・・のカリフォルニア州はことごとくトランプ大統領と対立してきましたが、今度は壁と鉄道で対立しています。

全米最大の人口と経済規模を誇るカリフォルニア州は強気です。


Los Angeles Timesは、Trump administration to cancel $929 million in California high-speed rail funding(トランプ政権、カリフォルニア州の高速鉄道計画の9億2900万ドルの支出を取りやめ)の中で、カリフォルニア州がサンフランシスコとロサンゼルスを結ぶ高速鉄道計画を断念して区間を大幅に縮小すると発表したことを受けて、米運輸省がカリフォルニア州に支払った連邦政府の補助金など25億ドル、約2800億円を返還するよう求めたと報じています。

さらに9億2900万ドルの新たな支出もしないことを決めたということです。総額770億ドルもの高速鉄道計画はそもそもトランプ政権の目の敵にされていましたが、トランプ大統領は19日、ツイッターで「カリフォルニア州の高速鉄道計画は失敗だ。コストがかさみ、今こそ必要な壁の建設より数百倍も高い!」と投稿し、今回の返還要求がメキシコとの国境沿いの壁建設にカリフォルニア州が楯突いたことが裏にあることを示唆しています。

これについてNew York Timesは、カリフォルニア州のニューソム新知事トランプ政権による報復措置だと反論したと伝えています。

カリフォルニア州は前日の18日、トランプ大統領がメキシコとの国境沿いの壁を建設するために非常事態を宣言したことは違憲だとして、ほかの15州を率いて差し止めを求めて提訴したばかりで、知事は「提訴から24時間以内に返還を要求されたのは偶然ではない」としています。

その上で「トランプ大統領による明らかな政治的な意図があり、看過できない」として、提訴も辞さない構えです。

カリフォルニア州とトランプ大統領は、移民、環境、犯罪者の扱いなどをめぐりことごとく対立し、カリフォルニア州はこれまでにトランプ政権を相手取って46の訴訟を起こしたということです。

Fox NewsもBorder wall, bullet train: California vs. Trump escalates(国境の壁、高速鉄道:カリフォルニアとトランプの対立が熱を帯びる)の中で、「トランプ大統領の壁カリフォルニア州の高速鉄道をめぐる対立は、ホワイトハウスと全米最大の人口を抱える州の溝をさらに広げている」と報じています。

民主党の知事が率いるカリフォルニア州は、トランプ政権に対するレジスタンスの急先鋒としてみずからを位置づけていると解説しています。

ちなみにGavin Newsom知事は51歳。2004年から2011年までサンフランシスコ市長を務めたあとは、当時のブラウン知事のもとで副知事となりました。去年行われた選挙で圧勝し、ことし1月から現職です。

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