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  • 東龍

ゴミ箱から魚、床に唐揚げ、商品なめる、口に出し入れ。続出する従業員の炎上事件は、ある3つの欠如が原因

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とまらない食の炎上事件

飲食店やコンビニなど食を扱う業態において、従業員による炎上事件が続出しています。

古くは吉野家のテラ豚丼ローソンのアイスケースが世間を驚かせましたが、ここ最近はさらにエスカレートしているように思います。

すき家の股間におたまくら寿司のゴミ箱から魚セブンイレブンのおでん飲食ビッグエコーの床に唐揚げバーミヤンの中華鍋の火でタバコファミリーマートの商品なめ大戸屋のお盆で下半身隠し……など事件の枚挙に暇がありません。

従業員が自ら事件を引き起こした上で、動画や画像に記録してSNSへ投稿しているので、何かの手違いや間違いではなく、確信犯として行っているのでしょう。

Yahoo!ニュース 個人でも話題に

Yahoo!ニュース 個人でも、多くのオーサーがこの問題を取り上げています。

大戸屋、店員が局部をおぼんで隠す不適切動画でお詫び。またもや過去動画の掘り起こし/篠原修司氏

飲食店・コンビニ動画 ITリテラシーの無さ?人手不足?低時給?バイトテロが今後も繰り返される理由とは/ 井出留美氏

多発する飲食アルバイトの不祥事。しかし、個人の問題と捉えていてはこの不祥事は無くならない。/ 大元隆志氏

くら寿司動画炎上で考える、バイトテロが繰り返されてしまう理由/ 徳力基彦氏

くら寿司もセブンイレブンもアルバイト店員の時給が安すぎるー繰り返される「バイトテロ」問題ー/ 藤田孝典氏

藤田氏はアルバイトの時給の低さから構造的な雇用問題が原因であるとし、徳力氏はバイトテロのような<バカな行為>が行われてしまう理由6つをTwitterなどのSNSという文脈で分析しています。

大元氏はITリテラシーの低い人材を採用しなければならない人手不足について説明しており、井出氏は「命に関わる食べ物への真摯さと敬意の無さ」ひいては「ビジネスを大きくし過ぎたこと」が要因であると述べています。

篠原氏は過去動画の掘り起こしの前には無力なので、不適切動画の騒ぎは収まらないと予見しています。

私は<大反響があった食の炎上事件2018年 ワースト5>などで、食の炎上事件をずっと追ってきました。

従業員がどうしてこのような行為を行ってしまうのかを、考えてみたいと思います。

事件が起きるのはなぜ

これまでの事件はどれも、動画や画像をYouTubeやTwitterに投稿して、それが拡散して大炎上しました。内容を鑑みると、食品を扱うには不衛生であったり、常識的な感覚とかけ離れていて不快であったり、提供側が行うには不適切であったりしたことで、大きな非難を受けています。

什器から直箸で口に出し入れしたり、ゴミ箱からまな板に戻したり、床に触れさせてから調理したり、商品をなめたりすることは非常に不衛生です。おたまを股に当てたり、アイスケースに入ったり、お盆で裸を隠したりすることは不快な行為でしょう、食品を弄んだオリジナルメニューを作成したり、調理器具を用いて喫煙したりするのは不適切です。

広く考えてみると、これらは全て不衛生であり、不快であり、不適切な行為であるともいえます。

こういった行為が行われてしまうのは、以下の点が欠如しているからであると考えています。

・食品衛生の意識
・食材への敬意
・食べ手に対する想像力

過去から掘り起こされた事件であったとしても、その時に事件を起こしてしまったことに変わりないので、その原因はどこかにあるのか、経済的な要素が絡んでいたとしても、どうしてそのようなことを行ってしまう従業員が現れてしまうのかについて、考察しました。

食品衛生の意識

食品の扱いが不適切であるために何かしらの菌が付着したり、管理方法がずさんであるために食品が傷んでしまったりすると、食中毒のリスクが高まります。

そのため飲食店やコンビニなど、食品を扱う施設では、食品を安全に扱うためにも、食品衛生責任者の設置が義務付けられているのです。

食品衛生責任者の資格を得るには、養成講習会を受講する必要がありますが、調理師、栄養士、医師、獣医師などの資格を既に取得していれば、養成講習会を改めて受講する必要はありません。

食品衛生責任者には、適切に食品衛生を管理運営することが求められています。その役割の中には、食品衛生上の危害の発生を防止するための措置が必要な場合に営業者に改善を促したり、従業員に衛生教育を実施したりすることも含まれているのです。

これらの事件では、事件を起こした従業員が食品衛生をしっかり理解しているようには思えません。もちろん本人に問題がありますが、食品衛生の管理運用がしっかりと行われていないという意味では、運営する施設も同様でしょう。

私はおいしいグルメに関する記事もよく書きますが、食品にとって最も大切なことは安全性であり、衛生的であることだと考えています。

問題を起こした従業員に対して、訴訟を起こす企業も現れていますが、食品衛生が非常に重要であると意思表示するという意味ではよいことではないでしょうか。

今の時代は昔よりもずっと安全面が重要視されています。食品を扱う施設は、食品衛生の根幹を揺るがすことがあってはならないと、より意識を高くし、アルバイトも含めた従業員に対して、食品衛生の重要性を教育する必要があると考えています。

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