- 2019年02月20日 17:15
12月対米証券投資、海外勢の米国債流出額は過去最高も中国は買い戻し
2/2トップ5の米国債保有高の推移。

今回の買い越しトップ5ヵ国は、以下の通り。
1位 ノルウェー 376億ドル増の849億ドル
2位 英国 140億ドル増の2,729億ドル
3位 スイス 75億ドル増の2,350億ドル
4位 タイ 71億ドル増の720億ドル
5位 香港 70億ドル増の1,962億ドル
今回の売り越しトップ5ヵ国は、以下の通り。
1位 ドイツ 79億ドル減の698億ドル
2位 シンガポール 77億ドル減の1,211億ドル\
3位 クウェート 26億ドル減の413億ドル
4位 オーストラリア 16億ドル減の397億ドル
5位 スウェーデン 7億ドルの438億ドル
――中国は米国債を7ヵ月ぶりに流入に転じるなか、18ヵ月連続で保有高トップの座を堅持しました。2018年9月24日にトランプ政権による追加関税措置(2,000億ドル相当の輸入品に10%)が発動されてまもなく、流出額で2018年10~11月はトップでしたが、米中首脳会談での90日間猶予での合意を受けて、買い越しを再開させたのでしょうか?米国債保有高2位の日本は2ヵ月連続で流入しつつ、2011年10月以来の低水準近くを維持。翻って、税制改革法案成立で駐米企業の短期債証券の売却とレパトリが予想されるなか、アイルランドは4ヵ月ぶりに買い越しましたが、米国債保有高は約2年ぶりの水準近くを保ちます。
金融市場でリスク・オフの勢いが増した2018年12月、気になる米国債保有高の主要国リスト(300億ドル以上)ですが、今回は前月に続き31ヵ国で、イスラエルが圏外へ転落したままです。
なお、これまで2018年5月にロシア、同6月にトルコが外れ、同5月に主要国入りしたチリも以降は圏外となりました。9月には、フィリピンが脱落。同8月にイスラエルが入って32ヵ国に増えたものの、11月に同国が圏外へ落ち込み、米国債保有高が300億ドルを超える主要国の数は、31ヵ国へ戻しています。
(カバー写真:Michael Pick/Flickr)
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