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第375号(2019年2月20日)

 池江璃花子選手の白血病公表のニュースに、世界に激震が走りました。「神様はなんと惨いことをするんだろう」「あれだけひたむきに努力している高校生に神様はこの上、何を要求するのか」と世界中の人が嘆いたに違いありません。同時に「必ず復帰します」との池江さんの決意に世界中の人が拍手を送り、世界中の白血病と闘っている人達が勇気をもらったに違いありません。だからこそ、彼女には必ず復帰してもらいたいと心から願っています。日進月歩の医療が必ず光明をもたらしてくれるはずです。

 再生医療の道を開いた政治家として再生医療学会から感謝状を贈られた者として、自分に何か出来るかを問うた時に、この道を確かなものにしていく責務があると決意を新たにしました。最大課題は日本には細胞バンクがなく研究のための細胞を外国の細胞バンクから都度々々買ってこなければならないという点です。出自の分からない細胞を、しかも外国に依存するという状況を一刻も早く打破しなければなりません。優れた研究者が在籍する大阪大学や慶応大学などを、再生医療の拠点病院に指定し、製薬産業界とのコラボレーションを構築することで、国産の細胞バンク設立へと繋いでいくべきです。

 今日まで色々な改革に取り組んできましたが、官庁の決断の遅さとフットワークの悪さに度々直面してきました。しかし、これは一面慎重すぎる安全確保との裏腹の関係にあります。何か起きれば前向きな議論は棚上げにされ、延々と叩かれ続ける。その結果、現状変更には慎重にならざるをえないというメンタリティが構築されてきました。一方、世界の独裁国家はリスクを恐れず(というより無視して)、一挙に改革を推進していきます。その際発生した犠牲には「想定の範囲内」ということで、事後対処で済ませます。独裁国のスピード感には民主主義国家はとても太刀打ちはできません。現状を打破する必要があります。同時に国会にも課題があります。一部の野党は一見筋が通っているようにみえるレトリックで、結局は政府に対する粗捜しに終始しているように見受けられるのは私一人ではないと思います。「野党は反対に徹する」のではなく、「問題点を指摘し、より良い対案を提示する」のが、まっとうな野党です。有権者の側もそういう努力をしている野党こそ評価してあげるべきです。

 そうこうしているうちに、今度はかつてのアイドル歌手、堀ちえみさんが舌癌でステージ4だと報じられました。選対委員長室を出た途端、テレビ局からコメントを求められました。「突然の事に驚きました。舌癌は治らない病気ではありません。私の情報でも病院によってはステージ4の生存率80%との報告もあります。現代の医療を信じて、復帰をして再び笑顔を見せてください。」というような内容の話をしました。しかし、どうしてステージ4になるまで気づかずにいたのだろう。他の病気を併発していたためそちらに気を取られてしまったようです。舌癌は口内炎ほど痛くないために放置されがちです。口内炎は触れれば激しい痛みを伴いますが、舌癌はそれほど痛みは伴いません。それほど痛くない場合は舌癌、更に口内炎の薬をつけて一週間で改善しないようなら舌癌を疑ってください。私の経験です。

  堀ちえみさん、手術後は数日はつらい日が続きますがそれを過ぎれば一日一日少しずつではありますが楽になっていきます。明日はもっと楽になる、と自分に言い聞かせて乗り切ってください。

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