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都議会史上、前例なしか?3会派が退席・欠席する中、「小池知事与党」2会派のみで強権進行

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念の為申し上げますと、委員長および副委員長も、理事会正常化のための努力を完全に怠っていたわけではないと思います。

特に本日は小刻みに休憩を入れながら、少しずつ議論を前に進めてきました。実際、欠席会派を除いたところでの意見の一致までは、十分に可能性があったと思います。

ですが結果として、本日夕方まで理事会は正常化できなかった。この責任は委員長にあり、強大な権限を持つからこそ、正常化に向けた努力をもう一度重ねなければならなかったはずです。

「そんなことを言ったら、『ゴネ得』が成立してしまうではないか」
「2日間も深夜委員会を開催して、十分に議論は尽くしたはずだ」

というご意見も一部は理解できます。「強行採決」をしてでも進めるというのも、政治判断の一つなのでしょう。

ですが、ここで申し上げなければならないのは、前期に自民党が第一会派だったときも、前々期に民主党が第一会派だったときも、複数会派の理事が不在で強権進行するような横暴は発生していないということです。(議会局職員も記憶にないとのこと)

「理事会は欠席者がいたら成立しない・意思決定できない」

というのは、議会規則には明確な記載はないものの、これまで強固に守られてきた重要な慣習の一つです。

私がすでに在籍していた前期も、理事会の駆け引きは凄まじいものがありました。進行に不満を持つ会派が出席を拒否することは珍しいものではなく、議会では「あなぐら戦術」と呼ぶ人もいます。

しかしながら、これまでもその「あなぐら」に入った会派をどうにかして引っ張り出し、委員長たちは交渉のテーブルにつかせて前に進めてきたのです。「ゴネ得」にならないよう、かといって強権発動をしないように、かつての最大会派たちは知恵を絞って交渉をしてきたのです。

私も強引な委員会運営に異を唱えたことは一度や二度ではありませんが、最終的には何らかの結論の一致を見ています。

「舛添問題」の際も、舛添知事(当時)の委員会招致を絶対に拒みたい当時の「知事与党(自公)」とバチバチと火花を散らし、最終的には招致の方向で折り合ったこともあります。

また、例えばある特別委員会では、理事会への出席を拒む会派となんとか顔を合わせて協議をするため、委員長がさらに非公式の会議テーブルを作り、そこで全会派が膝を突き合わせて「譲歩できるポイント」をすり合わせました。

こうしたやり方が必ずしも望ましいというわけではありませんが、今回はこうした工夫も特段になく(少なくとも私には見えず)、委員長会派が欠席会派に出席を呼びかけるだけで終わっています。

「小池知事を何がなんでも委員会には呼びたくない」
「譲歩する余地など一切ない」

突っぱねる結論ありきで協議を進めたことに原因があるようにも思えますし、なぜそこまで議会のチェック機能を放棄して知事を守りたがるのか、そこには明確な理由も大義もあるように私には見えません。

「情報公開の徹底」「都民ファーストの意思決定」

を掲げてきた勢力が第一会派になった途端、このような事例がむしろ出てきてしまったことは大変遺憾ですし、会派内でも良識ある都議は異論を持つのではないでしょうか。

理事会から退席後、以上のような説明を行う記者会見を、同時に退席した池川都議とともに行いました。

自民党も別途、夕方に記者会見を行っていたようです。

知事の委員会出席を要請 都議会自民、築地再開発巡り: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41412720Y9A210C1L83000/

明日19日も財政委員会は理事会・委員会の開催が予定されています。

しかしながら、こうした強引な決定が生きたままでは出席することはできませんし、場合によっては委員長不信任案の提出も検討しなければなりません。

繰り返しになりますが、たった2会派で「知事を呼ばない」という重要な決定ができてしまうのであれば、今後の都議会運営は「多数派の専横」がまかり通り、なんでもアリになってしまいます。

それは仮に今後、議会構成が大きく変わったとすれば、自分たちに降り掛かってくる刃にもなります。

だからこそこれまでの最大会派は、強権を振るわずに一致点を見出す「議会の知恵」の中で運営を続けてきたのです。

大松あきら財政委員長におきましては、ぜひ本日の誤った決断を再考していただきたく、明朝に改めて申し入れに伺う予定です。

果たしてこの重大案件が、「知事を呼ばない」と2会派だけで決められたまま、このまま進行して良いのかどうか。

都民の皆様もぜひ、強い関心を持って注視をしていただければ幸いです。

長くなりましたが、それでは、また明日。



おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 35歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員2期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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