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「デジタルセクシュアリティ」が人間同士の恋愛を超える日 - 土方細秩子 (ジャーナリスト)

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「テレディルド二クス」と呼ばれる技術

両氏が特に注目するのは「テレディルド二クス」と呼ばれる技術だ。ポルノサイトとバーチャルリアリティ、そしてセックストイを組み合わせ、「インタラクティブな性的体験をバーチャルに提供する」というもので、米国では大手のポルノサイトとポルノ制作スタジオ、バーチャルリアリティ用ヘッドセット会社が提携し、一部ユーザーにこのサービスを提供している。現在は男性向けのコンテンツが中心だが、近い将来女性向けのコンテンツ提供も考えられている、という。

このような技術が進化することで、これまでは自らの性癖、バーチャルな相手にしか恋愛感情を持てない、ということを公にする人々は今後も増え、デジセクシャルが市民権を得る日がいずれ訪れる、と両氏は予言する。世界中で男性同士、女性同士の結婚が法的に認められ始めているように、ロボットとの結婚が実際に可能になる日が来る、というのだ。

ロボット、AI技術は今後も進む。先述のロボットと結婚式を挙げた中国人男性は、現在は簡単な会話程度しか出来ないロボットワイフだが、今後改良を加え歩行したりきちんとした会話が出来たり、料理をしたり、という人間の女性に近い姿にしていきたい、と語っていた。会話という部分ではかなり発達して人間と見分けのつかないチャットボットがすでに登場しているし、歩行してドアを開ける、などの複雑な行動がとれるロボットも存在する。

こうした技術が組み合わされて行けば、「ブレードランナー」の中で見られたような人型の高度なロボットを開発することも夢ではない。それにセックストイとしての機能が加われば、「人間を相手にするよりよほど居心地がよくストレスにならない相手」としての「デジラバ」が大流行する社会というのも視野に入ってくる。

こうなるとまさに人類存亡の危機だが、このような技術が完成する頃には人工授精、人工子宮による子供の誕生というのも実現しているかもしれない。人間関係は時には自分の思い通りにならず難しいものではあるが、それを諦めてデジラバで満足する人が増えることは人類の未来にも大きな影響を及ぼすものとなりそうだ。

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