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モバイル決済市場、2023年に4兆円超との予測 利用者獲得で熾烈なキャンペーン合戦

モバイル決済市場の成長が見込まれる中、PayPayの「100億円キャンペーン」など、各社はキャンペーンを展開して利用者獲得に乗り出している。

 株式会社矢野経済研究所が2018年11月に発表した「モバイル決済市場に関する調査」によると、2017年度の国内モバイル決済市場規模(モバイルコンタクトレス決済、およびQRコード決済合算値)は1兆256億4,800万円に拡大した。国内でApple Payの導入やGoogle Payの本格展開があり、対応モバイル端末を専用カードリーダーにタップするだけで決済できるモバイルコンタクトレス決済が急速に拡大したほか、QRコード決済の普及と利用が進み市場規模は拡大している。

国内モバイル決済市場規模推移と予測

同市場は2018年度に1兆3,035億7,500万円に拡大し、2020年度は2兆1,508億3,800万円、2023年度には4兆3,708億5,300万円に達すると予想されている。モバイルコンタクトレス決済は各社が展開するサービスの利用拡大や加盟店の増加が見込まれており、QRコード決済は小規模事業者における導入と利用拡大が期待され、市場は2023年に向けて大きく成長すると予想されている。

■各社がキャンペーンを展開

 そんな中、PayPayは第2弾となる「100億円キャンペーン」を2月12日からスタートさせた。2018年12月に実施された「100億円あげちゃうキャンペーン」では、開始からわずか10日間で付与総額の100億円に達した。そこで第2弾では還元率を最大で20%とする一方、1回に支払う還元額の上限を1,000円に設定するなど、還元額の上限を低く設定して利用者のすそ野を広げる方針だ。同時に10回に1回の割合で、還元率100%のボーナスを付与する「やたら当たるくじ」も実施するほか、PayPayに初めて残高チャージした人のうち、5,000円以上をチャージした人を対象に1,000円相当を付与する別のキャンペーンも並行して実施する。

 楽天ペイは、対象のコンビニでの初めて楽天ペイアプリで支払いをした人に、最大で400ポイントの楽天ポイントをプレゼントするキャンペーンを、2月28日まで実施する。対象となるコンビニはローソン、ファミリーマート、ミニストップ、ポプラの4つ。キャンペーンに参加するには、事前のエントリーが必要になる。

 LINE Payは1月に続き、LINE Pay初めて銀行口座からのチャージを行う人を対象に、2月28日までキャンペーンを行っている。1,000円以上のチャージで、LINE Payの残高500円相当をプレゼントする。

 他社に先駆けて利用者を獲得するため、各社競ってキャンペーンを展開している。モバイル決済はここで紹介したキャンペーンだけでなく加盟店の拡大も必要なため、これからも各社の熾烈な戦いが続きそうだ。

サイトウ イサム[著]、加藤 秀行[著]

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