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道路は自分たちで作る—住民自治の将来像、長野県「下條村」がすごい

先日NHKの特集でちらっと紹介されていた長野県の下條村がハンパない。こういう世界が広がれば、日本は良くなるんだと思います。
3年前の日経ビジネスの記事を引用しながら、紹介していきたいと思います。
日本の未来が見える村:日経ビジネスオンライン

道路は村民が作る

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住民が手作りした道路

・砂利やコンクリートなどの材料費は村で負担するから自分たちで道路を造ってくれ、という制度(資材支給事業)がある。
・この資材支給事業で造られた道路や水路は今や1000カ所以上。下條村を車で走ると、手書きの「年月日」が刻印された白い道が至る所で目に入る。
道路造りは別の効果をもたらした。地域のコミュニティーが活性化したのだ。「共同でやる作業はだんだんと減っていたが、皆が共通の目標を持つことで、集落の活動が盛んになったね」と伊藤村長は打ち明ける。
住民のわがままが行政コストを増大させていることは少なくない。住民の意識さえ変われば、余計なコストをかけなくても生活環境を向上させられる。
顔の見える関係性の小さな村だから可能なんだとは思いますが、これすごい話ですよね。住民が道路を土日でボランティアで作る、これはマジで未来的な話だと思います。

子育て支援策を充実させ、出生率を向上

下條村の出生率は2003~06年の平均で2.04人に上る。1993~97年の平均1.80人から0.24人改善させた。この出生率は長野県下でも随一だ。さらに、村の人口4176人のうち0~14歳が710人を占める。人口比17%。この数字も県下一という。
・村営の集合住宅を見てみよう。一部屋は約60平方メートル。2LDKの間取りだが、2台分の駐車場がついて月3万6000円である。このリーズナブルな価格に引かれて、若い夫婦が数多く移り住んできた。
・この村では中学3年生までは子供の医療費がかからない。さらに、この2年で村営保育園の保育料を20%値下げした。子供向けの書籍を中心に6万8000冊の蔵書がある村営図書館も村の中心部にある。最近では、より広い住居を求める夫婦のために戸建て分譲も始めた。
これもすごい話ですねー…。子育て支援を行うことで地域が活性化する、という非常にシンプルな図式が成立してしまうとは。
もちろん土地によってこうした施策が機能しない場合もあるとは思いますが、一人の若者としてはこういう社会の作り方がもっと広がれば素敵だと感じます。今の都市環境はリアルに子育てきついです(特に住宅、保育…)。

特に痺れるのは、自分たちで道路を作ってしまうというDIY精神です。
もちろんこれは「村社会的な縛り」と表裏一体なので無条件の美徳として賞賛するのは危険なのかも知れません。
が、好むと好まざるとに関わらず、こういうアプローチは取らざるを得なくなっていくでしょう。
よほどお金でも持っていないかぎりは、僕たちは「村的なコミュニティ」をもう一度受け入れざるを得なくなると確信しています。どうせ不可避なら、積極的に取り込んで、良いかたちをデザインしていきたいと僕は考えます。

皆さんはこの記事を読んでどう感じましたか?自分たちで公共を担うことを、どこまでなら受け入れられますか?ぜひご意見やご感想をフェイスブックやツイッターでシェアしてみてください。

いみじくも日経ビジネスは「日本の未来が見える村」というタイトルをつけていますが、まさに、という感じです。僕たちは下條村に近しい未来を歩むことになっていくはずです。

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