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米1月新車販売台数、大寒波と政府機関閉鎖のWパンチで1,700万台割れ

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anokarina/Flickr

Polar Vortex And Government Shutdown Chill U.S. Auto Sales In January.

今さらで大変恐れ入りますが、米1月新車販売台数をおさらいしていきます。

ワーズオートが発表した米1月新車販売台数は、年率1,660万台と市場予想の1,720万台を下回った。年初来で最高だった2018年12月の1,750万台に届かず、5ヵ月ぶりに大台を割り込んだ。なお、今回からGMに続きフォードも毎月の新車販売台数の発表を中止した。

2018年10月以降の米株安・原油安が一服した一方で米金利は低下傾向を維持したものの、政府機関の閉鎖、②大寒波と積雪などの季節要因、③過去4ヵ月間の販売台数増加の反動――などで販売が減速したとみられる。なお、2018年では、前年比0.4%増の1,730万台だった。2019年の新車販売台数につき、エドマンズ・ドットコムは1,680万~1,690万台と予想する。ALGは1,700万台を予想、共に2018年を下回る見通しだ。

1月は、政府機関の閉鎖や5ヵ月ぶりの低水準。

autosales
(作成:My Big Apple NY)

2018年7月に米欧首脳会談で欧州自動車への関税賦課懸念が後退し、同年9月末にはNAFTA再交渉で3ヵ国が合意した。ただ、米商務省が2019年2月17日を期限とする通商拡大法232条の調査結果を報告するまで、自動車関税については不透明感が残る状況だ。同年12月1日の米中首脳会談で追加関税措置(2,000億ドル相当の中国製品への関税率を10%→25%に引き上げ)につき、90日間の猶予で合意したが、両国間の通商対立が打開するかは依然として不透明感が漂う。

販売台数の車種別では、トラック部門(スポーツ多目的車、SUV含む)は自動車メーカー別で一部弱含みがみられた。乗用車部門は、2018年5~12月に続き2桁減が目立つ。原油先物は2018年10月入りに2014年11月以来の75ドル超えを記録した後に50ドル割れまで急落する転じた結果、ガソリン価格も一時2.237ドルと2016年12月以来の水準へ下落。

米10年債利回り一時2.6%を割り込み、約1年ぶりの水準へ低下するなど、自動車購入への外部環境は良好だ。米7~9月期シニア融資担当者調査が示すように自動車ローンの厳格化もそれほど進んでいない。それでも、政府機関閉鎖その他の逆風により、販売台数は減速した。

ケリー・ブルー・ブックによると、平均販売価格は前年同月比4.2%上昇の3万7,149ドル(約400万円)だった。前月の1.3%を下回る伸びとなり、少なくとも約1年ぶりの高い伸びを遂げている。前月比では1.7%下落、3ヵ月連続で落ち込んだ。メーカー別の平均価格で、前月比にて上昇したのはフォルクスワーゲン(VW)とヒュンダイ・キアのみ。前年比ではスバル、フィアット・クライスラーをはじめ、フォードやトヨタの伸びが目立った。逆に前月比で上昇したヒュンダイ・キアとVWは、そろって下落した。詳細は以下の通り。

(出所:KBB)

トランプ政権による2018年3月23日指導の鉄鋼・アルミ関税に加え、同年7月6日以降は対中知財制裁関税の発動が加わるなか、自動車メーカーは利鞘縮小トレンドが鮮明となり、同年4~6月以降、決算資料などに基づくとインセンティブ支払い余地は狭まりつつある。1月の自動車メーカーからディーラーへの1台当たりインセンティブ予想は前年同月比0.9%下落の3,642ドルと、5ヵ月連続でマイナスだった。

同年3~4月の推計値8%の上昇から、大幅低下となる。前月比では3.1%の下落、前月の0.1%の上昇からマイナスに転じた。前月比では、もともとインセンティブ比率が高いヒュンダイのほか、比率の低いスバル、フォードなどが並んだ。前年比ではインセンティブが低水準のホンダが21.0%でトップに立ち、2位は2018年12月まで4ヵ月連続でトップだったダイムラーが入り、その他フォードなど米系が追随した。なお、今回からALGは1台当たりのインセンティブは表示していない。

(出所:ALG/Press release)

1月は25営業日となり、前年同月と変わらず。今回、新車販売台数を発表した自動車メーカー別でみると、前年比で増加したのはフィアット・クライスラーとホンダだった。トヨタと日産は前年割れ。全体的にみると、主要な自動車メーカーは全て市場予想を下回った。市場予想ベースで、GMは前年比7%減、フォードは7%増とされている。なお、新車販売動向のうち、利鞘の薄いレンタカーや自動車販売店向けのフリート販売が全体に占める割合は、フィアット・クライスラーで前年比変わらずとなる。

以下、米系と日系などの自動車メーカー別動向。

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