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【アマゾンパワー】

報道でアマゾンを見ない日はありません。

ニューヨークで新設予定の“第2本社”を撤回するのではないかという報道や、アマゾンが買収したスーパーが商品の値上げに踏み切ったとか、宅配の新パッケージが環境負荷が高い、などなど。

世界最大のネット通販大手は各方面で対応に追われています。

WSJは、Amazon Slashed Prices at Whole Foods. Now They’re Climbing Back Up.(アマゾン、買収したスーパーでいったんは大幅値下げしたものの、再び値上げ)の中で、アマゾンが2017年に買収した高級スーパーのWhole Foodsで「高い」という消費者意識を変えるためにまずは値下げしたものの、包装や、原材料、輸送のコスト増加に伴って石鹸やHaagen-Dazアイスクリームなどを値上げしていると報じています。

そもそもProcter & GambleやClorexなどの日用品メーカーが原材料上昇を理由に値上げしており、インフレによってWhole Foodsでは10セントから数ドルの値上げにつながっているとしています。

Washington Postはアマゾンが宅配用に使っている包装の材料について問題提起。これまで包装には厚紙の段ボールを使っていたが、1年ほど前からプラスチックを使った軽量の封筒を使うようになった結果、仕分けのレーンやトラックにより多くの荷物を詰め込めるようになり、輸送から出る温室効果ガスが減ったものの、大量のプラスシックごみが発生するようになったと伝えています。

アマゾンの本社があるワシントン州キング郡のリサイクル担当者は「プラスチックを取り除くのに手間がかかる」と話していて、誤って通常のリサイクル機に混入すると機械がべとべととなり支障が出るとしています。

括弧書きで、「アマゾンのベゾスCEOがワシントン・ポストのオーナーだ」と追記しています。

そのWashington Postは、ニューヨークでアマゾンの“第2本社”の新設をめぐって反対が起きていることについて誰の助けにならないという意見を伝えています。

30億ドルの税制などの優遇措置が問題視されているが「人生は公平ではない(life is not fair)」ということです。

雑誌Atlanticによると、Boeing, Nike, Intel, Royal Dutch Shell, Tesla, Nissan, Ford, GMがそれぞれ10億ドル以上の補助金を受け取り、企業側は代わりに雇用の創出、学校や公園の新設を約束しだろうといます。

仮にアマゾンがニューヨークから追われても、ほかに都市に行くだけだろうとしています。

New York TimesもNew York Needs Amazon(NYにはアマゾンが必要だ)という意見を伝えていて、アマゾンがNYにやってくるのは決して悪い話でなく、仮に計画が撤回された場合には、「長期にわたる自然災害を意味する」と指摘。

「アマゾンに反対する人たちは、もっと長期的な視点に立つべきだ。経済的な機会がなければ雇用はない。雇用がなければ税収がない。税収、雇用、機会がなければ、ニューヨークの都市としての優位性は失われる」と締めくくっています。

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