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NHKの井上あさひアナと双璧をなすテレ朝・小川彩佳アナのフリー転身

BLOGOS編集部

在京テレビ局の人気女子アナの〝独立〟が目立っている。これも〝平成〟を最後にした連鎖的な流れなのだろうか?

先週末、テレビ朝日の小川彩佳アナ(33)が、一つ年上の一般男性との結婚と3月末での退社を発表して世間を驚かせたが、実は同局では「羽鳥慎一モーニングショー」でアシスタントを務めている宇賀なつみアナ(32)も3月末で退社し、フリーアナに転身する宣言をしているだけに、平成最後に2人もの中堅実力女子アナを失うことになる。

それはTBSでも同様だ。「サンデー・ジャポン」などでアシスタントを務めてきた吉田明世アナ(30)が1月末で退社すると、さらに独特なキャラでアイドル的な人気のあった宇垣美里アナ(27)も先週、同局のラジオ番組で3月末で退社をすることを明らかにした。

フリー女子アナ戦国時代

もっとも、こういった流れは、ここ数年の流れとしてあった。やはり「サンデー・ジャポン」などを担当し突出した人気を誇った田中みな実アナ(32)が2014年にTBSを退社、さらに16年にはフジテレビの加藤綾子アナ(33)、17年にはテレビ東京の大橋未歩アナ(40)もフリーに転身した。そして、昨春は有働由美子アナ(49)がNHKを退社し、10月から日本テレビ「news zero」のメーンキャスターとして新たなスタートを切っている。

その他にも、独立ではないがTBSの久保田智子アナ(42)は、ニューヨークで働く夫の関係で退社、さらに佐藤渚アナ(31)も夫であるJリーガーの柏木陽介選手のサポートを理由に辞めている。

日テレでも小熊美香アナ(32)が妊娠・出産を機に退社しているし、テレ朝の青山愛アナ(30)と宇佐美佑果アナ(31)に至っては「海外留学」を理由に退社した。しかし、いずれ時期が来たらフリーアナとして復帰してくることは間違いないだろう。

今や女子アナの世界について「フリーの戦国時代に入った」と断言する放送関係者もいるほどだ。

「辞める要因の一つに多忙な業務があります。ここ数年は制作費も削減されていますし、その分、人気の女子アナには番組が集中してしまう。加藤綾子アナの場合も過労が退社の原因と言われました。吉田明世アナも生放送中に貧血を起こして倒れたりしていました。

その一方では、異動など局に対する不満も退社・独立の一つの理由になっています。知られたところでは、日テレの人気アナだった脊山麻理子(38)は、イベント事業部への異動が不満で退社しタレントに転身しましたし、フジの中村仁美アナ(39)も営業企画部への内示を受けたことでフリーに転身しています」(女子アナウォッチャー)

では、今回の小川アナの場合は?

「表向きは結婚が一つの理由になっていますが、一番の大きな要因は局に対する不満だったのかもしれませんね」

局アナは身分も保証されるし、今後は「働き方改革」で仕事にも余裕が持てたかもしれないが、プロダクションからの誘いも多い。しかも、フリーになれば局アナ以上に優遇されるのはもちろん、仕事も選べるし、何といっても収入も増えるだろう。

もっとも、その逆に仕事に対しては局アナ以上にシビアに評価されるようになる。リスクも多いし局アナとはまた違ったストレスに襲われるに違いない。

「NHK時代は大絶賛されていたあの有働アナでも、フリーになって『news zero』を始めたら、視聴率は伸び悩み、視聴者からの評価もマチマチです。実は彼女の場合、フリー転身後にラジオ出演しているんですが、その時のラジオアプリ”radiko”の聴取反応が余りにも低く、代理店関係者の間からは彼女の人気を不安視する声が出ていたと聞いています。大橋アナにも同様の傾向があるそうです。

そういった意味で考えると、現時点で成功していると言えるのはオールマイティーな加藤アナぐらい。今後にしてもバラエティー色の強い吉田アナや宇垣アナというのは、いくら人気があっても実力という点から考えると、フリーアナ戦国時代を生き抜いていくのは並大抵のことではないかもしれませんね」(プロダクション関係者)

とはいえ、連日、局の顔としてテレビに出演しており、ポッと出のタレントに比べたら圧倒的に知名度の高い女子アナには魅力があるのも事実。

有働アナはマツコ・デラックスらが所属する芸能事務所「ナチュラルエイト」に所属、吉田アナは大手芸能事務所「アミューズ」、そして、宇垣アナは大手モデルプロの「オスカープロモーション」への所属が噂されているが、10日の「サンデー・ジャポン」では「これからです」などと余裕を見せていた。

当然のことだが、宇賀アナや小川アナに対しても大手プロが触手を伸ばしているはずだ。ある芸能プロダクション関係者が言う。

「タレントにしても文化人にしても知名度を上げるのは大変です。しかし、女子アナというのは黙っていても知名度がありますからね。そこが大きな魅力なのです。ただ、所属といっても基本的に給料制ではなく契約制にしていますので、働き次第ということになります。事務所によっては、契約2年間は年収の2倍、3倍を保証するなんていう待遇のいいところもありますが、いずれにしても、残るのは一握り。先々を考えると単に知名度だけでは難しいのが現実でしょうね」

知名度と同時に実力も兼ね備えていることはもちろんだが、それ以上に世の中のニーズに合った存在になっていかなければ、フリーアナとして第一線で生き抜くことは難しいのかもしれない。

AbemaTVへの異動が不満だった?

BLOGOS編集部

小川アナはどうなのだろうか?

前述したように退社は「結婚で…」とされているが、実際には「テレ朝への反発」と言われている。

その大きな要因が昨年9月に、それまで7年半、サブキャスターとして続けてきた「報道ステーション」を降板し、ネットテレビのAbemaTV「AbemaPrime」のキャスターに異動したことへの不満だというのだ。

そもそも、小川アナは入社直後に担当した「サンデープロジェクト」で、田原総一朗の発言に反発してみせたり、「報道ステーション」では、サブキャスターではありながら冷静な発言をし、視聴者から好感を持たれてきた。スポーツ紙の放送担当記者は言う。

「確かに、異動への不満はあったでしょう。彼女は入社以来、報道・情報系の番組一筋でジャーナリスティックな感覚も身につけていましたからね。しかも勉強家として知られてきました。田原総一朗や古舘伊知郎から学んだことも多かったと思いますよ。しかし、そんな彼女の持ち味を局の上層部は排除しようとしてきた部分がある。それが、あるいは『報ステ』降板だったのかもしれませんが、彼女の思いとしては今になってネットテレビに移ったら今後、地上波どころか報道番組も担当できなくなってしまう。だからといってバラエティー番組などはやりたくないだろうし、現状、テレ朝内での選択肢としてはフリーアナになることしかなかったのでは」

それにしても、妙なのはテレ朝の発表だった。一般男性との結婚と3月末での退社を一括りにしていたが、小川アナは「AbemaPrime」の中で、お相手に関しては「昨春に(後輩の紹介で)知り合った」と説明したものの、一連の報道については「結婚を機にと会社が走っちゃったかなって気もしていて、結婚はまだ先で準備を進めているところ」と、肝心な結婚についての具体的な発言は避け、退社についても「調整中」としていた。

自らの将来像については「家庭を持って、子どもも授かることが出来たら、子育てと仕事を両立させ、ブレーキをかけるのではなく全力で向き合える環境を手探りでも作っていきたい」と、結婚よりどちらかというとフリーに転身することの方に比重の大きさを感じた。ま、結婚は「単に退社の理由だった」なんてことはないだろうけど…。

しかし、一部からはTBS「NEWS23」のキャスター候補に挙がっていると報じられるなど、早くも退社後の動きに注目が集まっている。

「退職して即、番組を担当するなんてことはないでしょう。早くても10月改編でしょうね。ただ、フリーに転身する女子アナの多くがバラエティー番組出身という中で、小川アナのように報道系上がりでニュースの読める女子アナというのは珍しい。長野智子アナや膳場貴子アナなどもいますが、小川アナはアナウンス力も高く、何より喋りに安定性がある。

実はNHKの井上あさひアナ(37)と双璧をなす中堅女子アナだといっても過言ではないでしょう。各局、報道・情報系の番組は重要になってくるはずで、争奪戦が繰り広げられても不思議ではありません」(前出の女子アナウォッチャー)。

いつの時代も女子アナは華やかで、引く手あまただが、小川アナが最も注目されたのは、おそらく嵐の櫻井翔との交際が発覚したことだろう。しかし、各局の人気女子アナが次々と独立し、フリーに転身していく流れの中、実は、これといった派手さのなかった小川アナのような女子アナが次の時代を切り開いていくのかもしれない。

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