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【ウォルマート】、スキャン&ゴーの撤廃理由はやっぱり万引きだった!しかもがっさ~?



■ウォルマートがスキャン&ゴーを撤廃した理由は、はやり万引きだった...ウォルマートの元役員がニュースメディアで証言した。

「スキャン&ゴー(Scan & Go)」はスマートフォンにダウンロードしたアプリ(もしくはハンディ端末)で、お客が商品バーコードをスキャンしながら買い物を行うシステム。アプリ内で決済するため、レジを通らず買い物を済ませることができる。

ウォルマートは昨年5月までウォルマート・スーパーセンターなど125店でテスト展開していた。

一方、ウォルマート傘下でメンバーシップ・ホールセール・クラブ業態のサムズクラブでは2016年10月に同システムを全店に導入し、現在も稼働している。昨年11月にはテキサス州ダラス郊外でスキャン&ゴーをフューチャーしたキャッシャーレスの「サムズクラブ・ナウ(Sam's Club Now)」をオープンした。

ウォルマートのチェックアウト・イノベーション・プロジェクトでスキャン&ゴーの開発にかかわっていた元役員ジョエル・ラーソン氏はビジネスインサイダーにスキャン&ゴーを中止した本当の理由は万引きと話したのだ。

ラーソン氏は、スキャン&ゴーで40アイテムしかスキャンしていないのに100アイテムの商品を持ち出そうとしたお客の事例を挙げた。スキャンせずに店をでるお客があとを絶たないので、「『スキャン&ゴー』ではなく単に『ゴー』」というジョークも出たという。

一方、ウォルマートCTOのジェレミー・キング氏は先月、「NRF2019ビッグショー(NRF2019 RETAIL’S BIG SHOW)」で多くのスキャニングの間違いがあったと説明。キング氏は万引きとは直接言及していない。なお、ウォルマートはスキャン&ゴーの中止理由を当初、利用者の少なさを挙げていた。

 ウォルマートのスキャン&ゴーは、すべての商品をバーコード・スキャニングで対応できるサムズクラブと違い、野菜や果物など青果品で量り売りがあるため使い方が異なっていた。

青果コーナーでのスキャン&ゴーの使い方は、案内板から野菜や果物の商品番号を探して入力、デジタルはかりで計量して重さを入力していたのだ。スマートフォン・アプリがない場合は、入り口に置かれているスキャン&ゴー端末「ハンドヘルド・スキャン&ゴー(Handheld Scan & Go)」による買い物も提供していた。

ハンドヘルド・スキャン&ゴーはタッチスクリーンで「開始」のボタンをタッチをすると、利用できるハンドヘルドを点滅で告知。あとはアプリのスキャン&ゴーと同様に商品バーコードをスキャンしながら買い物をしていく。

会計はレジにあるバーコードを読み込み、端末とレジを同期させてキャッシュもしくはクレジットカード、ウォルマート・ペイ等で支払う。レジで商品を出すこともないため、スキャンしながらエコバックなどに入れておけるメリットがある。

ウォルマートのスキャン&ゴーはお客が任意で入力するため、不正が生じる可能性もあった。質量入力をごまかすことができるのだ。

店の出口付近に商品を確認するスタッフ(チェッカー)もいるが、商品と数量は確認しても、重量まで確認しない。スキャン&ゴーは富裕層地区にある店舗など不正が少ない店を選んでのテスト展開となっていた。

 新たな証言で明らかになったのはスキャン&ゴーの不正は重量を誤魔化すというものではなく、スキャニングそのものを行わないという大胆な犯行だったのだ。

トップ画像:ウォルマート・スーパーセンターで行っていた端末を使ったスキャン&ゴー。スキャン&ゴー中止の理由に、40アイテムしかスキャンしていないのに100アイテムの商品を持ち出そうとした万引き事例があったのだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤はかねてよりスキャン&ゴーに不正が生じる可能性を指摘していました。スキャン&ゴーの撤退理由は万引きとし実際、見事に的中していました。ただし、万引きの規模がコンサルタントの想像を超えていました。40アイテムしかスキャンしていないのに100アイテムの商品を持ち出そうとしたお客がいたと。さすが!アメリカ(笑)。「スキャンをし忘れました!」などの言い訳ができないほど、がっさぁ~、なガチ万引き。つまりプロの仕業。元役員はわかりやすいように極端な事例を話したのだと思います。後藤が指摘した重量の不正など、細かい万引きはスキャン&ゴーでは日常茶飯事だったのでしょう。見方を変えれば、ウォルマートでは出口でのチェックが甘かったということになります。サムズクラブでスキャン&ゴーを使うとわかりますが、少なくとも買い上げ点数が合っているかどうかはチェッカーが必ず確認します。週末のウォルマートは大変混みますから、出口でのチェックが甘くなったのでしょう。

 ところでクローガーも同様な「スキャン、バッグ、ゴー(Scan Bag Go)」を傘下のスーパー等で展開していますが最近、ある変化を見かけました。端末を使わず、アプリでやっているお客が増えているのです。なぜか?

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