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永田町の最高の噛ませ犬

消費税増税法案の提出に反対の人たちが政務三役辞任の申し出をしたり、党役職の辞任申し出をするという事態になっているが、これはこれで結構なことである。
自分がどうしても納得できない政策には徹底的に抗戦する、くらいの覚悟がなければ国会議員は辞めた方がいい。

少数派になることを恐れていたのでは、世の中をリードすることなど出来ない。

小沢氏の勉強会に出ていた人たちは、やはり旗幟を鮮明にするべきである。
あっちにいい顔こっちにいい顔では、頼りにしていいのか悪いのか分からない。
こういう蝙蝠みたいな人は切った方がいい。

29名もの民主党の国会議員が党の役職の辞任申し出をしたというのだから立派なものだ。
これに反して政務三役ポストの辞任を申し出た人は4人しかいなかった、というのは少々少なすぎるが、民主党に離党届を提出した木内氏を含め総勢34名もの国会議員がとりあえずは動いたというのだから、これはこれで大したものである。

出処進退を明らかにする、というのはどんな場合も大事である。
出処進退を明らかにするということで、その人が何を大事にしているか、その人が本当には何を守ろうとしているかが明らかになる。

小沢氏の勉強会に顔を出しながら今回何らの動きも示さなかった人は、政治家としてはおよそ尊敬に値しない。
まあ、小沢氏と比べれば雑魚である。

雑魚の類は、つい餌につられてしまう。
自分の意志では動かないし、動けない。
まあ、相手にはしないことだ。

先行して民主党を離党して新党を結成したメンバーと併せれば小沢氏のグループには約50人の少壮気鋭の士がいるという計算になる。
麻生元総理でも精々20名の国会議員を束ねるのが限界だから、小沢氏は大変な実力者である。
これは本物になる、と私が思っている橋下氏でも、いざ衆議院選挙となると30名から40名ぐらいを当選させるくらいが関の山だから、やはり現在の永田町で最大の実力者は小沢氏である。

小沢氏にはこれからもぶれないでいて欲しい。
逆説的だが、私はそう願っている。

これからも徹底的に抗戦して欲しい。
小沢氏が荒れ狂えば荒れ狂うほど、周りの人が鍛えられてくる。
小沢氏が強いからこそ、周りの人たちが額を寄せあい、どうやって小沢氏を乗り越えていくか知恵を絞るようになる。

いいことではないか。

巧まずして小沢氏は永田町の最高の噛ませ犬になる。
小沢氏は、案外いい人だ。

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